2021年3月19日の練習は、
はからずも、涙、涙、のひとときとなりました。
出席者は、
ソプラノ4名、アルト6名、テノール1名、バス3名。
そして、「コーラス星の会」のレジェンドTKさんが……。
とってもすごく残念なことに、
退団の挨拶にみえました。
「セカンドコンサートまでは第一線で歌う」とおっしゃって
「セカンドコンサートをやる」という決断へ、
私たちの背中を押してくださったのですが、
新型コロナ禍でセカンドコンサートが延期となっている間に、
ドクターストップがかかってしまった、とのことです。
その退団の挨拶のお声は、朗々としていて、
涙ぐみながらも、笑いのツボもおさえていて、
引退なんて早すぎる……、という想いがこみあげました。
「演奏会は聞きに行くので…(しっかりむ取り組むように)」と
宿題をいただきましたので、
ゆるんでいたタガを締めなおして、
真剣に取り組みたいと思います。
わたくしごとですが、
私にとってTKさんは、
社会人一年生の時に、とてもお世話になり、
たくさんご迷惑をおかけした、
職場の先輩だったかたです。
生意気が服を着て歩いていたようなあの頃の私のことを、
忘れてくださっているといいのですが……。
TKさんのリクエストで、
「海はなかった」を歌いました。
気合の入り方が違ったからか、
いつもより、ずいぶんと、緊張感のある演奏となりました。
冒頭の「さびれた~」も
しっかりと方向の定まったメロディーになっていたと思います。
残念ながら、動画撮影できませんでした。
あんなにきりっと歌えるんなら、
撮影しておけばよかった、と後悔しています。
この大事な大事なひとときに、
なぜか団長は欠席でした。
全くもうっ!!
涙で、TKさんのお見送りをしてから、
いつもの練習に入りました。