Stream Side Cafe

車中泊をしながらの渓流のフライフィッシング

岩魚のつぶやき

2017-10-01 09:06:57 | 日記
今シーズン最後の週末。どこへ釣行しようか迷いながら名神高速に乗り、最後の関ヶ原越え。悩んだ末に選んだのは、渓相は素晴らしいのに、前回の釣行時に小学生岩魚にしか遊んでもらえなかった木曽川左岸の渓。

シーズンの最後だけに、いつもと違って今回は不安を胸に林道をスタート。寒いので林道を歩いても汗ばみもせず、ますます不安。


☆☆☆ 岩魚のつぶやき 木曽Virson☆☆☆
「お父さん、あのオッチャンまた来たで。」
「子供達よ、ああいう釣人は大事にせなあかんねんで。」
「なんでやのん?お父さん。」
「村長も言うてたやろ、村の活性化が大事やと。あの人達でも、釣りが終わったら村で温泉に入るし、晩ご飯は食べてくれる。ここの鑑札は高いのに、あの人はちゃんと買って来てる。村にお金を落としてくれてるんや。その上、今日は金曜日やで。あの人、会社サボってまで来てくれてるんや。来シーズンも来てくれるように、大事にせなあかん。」
「そんなもんかなぁ〜。」
「お前らは、まだ高校生やけど、大きくなったら分かってくる。そやからな・・・」
「なんやのん?お父さん。」
「高校生1号〜10号、お前らであの人をもてなしてこい。」
「いややわ。こないだちょっかい出しに行った小学生1号〜10号達が、おの人のフィッシュフード美味しくないって言うてたもん。油はええ油をつこてるみたいやけどな。」
「村のためや。それに、あの人は必ず逃してくれる。網に入れられて写真に撮られるだけや。小学生達は何も言わんでも、ちょっかい出しに行くやろけど、高校生のお前らも歓待してこい。女子大生のお姉ちゃんは嫁入り前の大事な体やから傷がついたらあかんけど、お前らやったら怪我してもすぐに治るやろ。人間も魚もCS精神を忘れたらあかん。」
「分かったけど、お父さんやお母さんはCSて言うのはせえへんの?」
「お父さんには、子孫を残すという大事な仕事が控えてるねん。ナイーブなナニやし、肝心の時に肝心のナニが役に立てへんかったら、ご先祖様に申し訳が立てへん。そやから、お前ら高校生1号〜10号で、あんじょう頼むわ。」

という訳で、小学生1号〜15号と高校生1号〜10号に歓待してもらいました。


最後には、女子大生のお姉ちゃんまで挨拶に来てくれ、今シーズンの木曽の渓を納竿。


明くる9/30。一般渓流最終日。木曽から権兵衛トンネルを越え、天竜川左岸へ移動。
昨日よりも寒く、暖かくなるのをゲート前で待ちながらコーヒーブレイク。

陽が射してきたので林道をスタートするも、すぐに薄曇りに。しかも林道から見える渓は超渇水状態。

渓に降りると秋の花々が迎えてくれます。


☆☆☆ 岩魚のつぶやき 天竜川Virson ☆☆☆
「我が天竜家の躾は厳しい。例え小学生であろうとも、知らないオッチャンの誘惑に乗ることは断じて許さん。何も分からない幼稚園児は致し方ないが、小学生になったのだから美味しそうなフィッシュフードを見せられても我慢するのだ。分かったな、小学生達よ。」
「はい、分かりました。」

躾の行き届いてる天竜家だけあって、幼稚園児にしか遊んでもらえず。しかし、どこの世界にもハネッカエリはいるもの。最後にやっとヤマト君が遊んでくれて、気持ち良く納竿。

夕暮れ迫る南アルプスに別れを告げてゲートに戻ると、お月様が「来年もまた来いよ。」と南アルプスの上から微笑んでくれました。


今シーズンも各地の渓で遊ばせてもらいました。山の神様に感謝申し上げます。

酷い林道を走破してくれたハイエースにも感謝!

毎週の釣行に嫌な顔をせずに笑顔で送り出してくれた妻にも感謝!
そして、各地で知り合い友達になった方々、FB友達の方々、色々と教えていただき感謝します。
私の拙いブログを読んでくださっている方々、ありがとうございます。
来シーズンもよろしくお願いします。
さぁ、次はどっちだ⁉︎
コメント
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