Stream Side Cafe

車中泊をしながらの渓流のフライフィッシング

ちょっと避暑へ #02

2019-08-25 19:28:58 | 日記
天気が回復するとの予報を受けて、南アルプスへちょっと避暑へ。

長野県側の林道バス出発場所に4:00過ぎに到着すると、週末だけあって既に長蛇の列。そそくさと用意をして列に並ぶ際に確認すると、ロッドを携えてる同輩は私の前にはおらず一安心。

週末だけ、長野側の一番バスが5:30の出発となり、山梨側から出発するバスより先に到着するのでルンルン気分で目指す峠へ。到着した峠は避暑を通り越して「サッブイ!」11月初旬の大阪の朝くらい。しかし、入渓点まで小一時間歩くとポカポカとなりちょうどいい感じ。
沢に降り立ちロッドを継いでいると、後着の釣り人が現れ、私の姿を見つけると「下流へ行きます」と言って林道へ。
一番乗りに気を良くして、浅めの開きを丁寧に叩くと、可愛いサイズの岩魚クンが先ずは挨拶してくれます。

初めての、深みのあるポイントからは良型が出てくれますが、落ち着いて写真を撮る前に逃亡されちゃったので、変な写真のみ。サイズも不明だけど、泣き尺くらいかな?

次があるさと最初の堰堤に。滝登りをする岩魚を尻目にフライを流すと、明らかに尺を優に超えるビッグな魚影がユラユラ〜っとフライに近づいて来て、吸い込むようにフライを「ゴックン」と。岩魚をターゲットにしたドライフィッシングの醍醐味に鼓動は高まるものの、落ち着いて半秒ずらして合わせを入れると、ロッドに岩魚の重みは乗らず、フライが宙を舞う始末。
気落ちはしたものの、次の区間があるさと堰堤を高巻きし、次の区間へ。

ところがドッコイ。渡る世間は鬼ばかり、人気の渓には同輩ばかり!
次の区間を釣り上がっていくと、釣り下がってきたルアーマンに遭遇。このルアーマンの話によると、第1区間にはF Fマン(私のこと)、第2区間にはこのルアーマンが、第3区間にはテンカラ釣りが、更に上流には・・の状態らしい。
今回はみんな丁寧に叩いているのか大場所からは反応なし。ルアーマンの流した深みには「一坪三十回教」の奥義も歯が立たず。這々の態で初夏の陽気の爽やかな渓に別れを告げ、乗る予定ではなかった昼過ぎのバスで山麓へ。山麓の渓の支流の沢に潜り込んですぐに、足元に異変が。フェルトが剥がれかけて、歩きにくい。アッサリと諦めて、温泉に入り、南アルプスの星空を楽しんできました。
さぁ、次はどつちだ⁈

ちょっと避暑へ 〜Wアルプス大作戦〜

2019-08-03 23:27:22 | 日記
上手い具合に休みが取れたので、木曜日の晩にサウナのような蒸し暑い大阪を脱出しロッドを携え、南アルプスへ。

中央道のお気に入りのPAで仮眠。

夜が明けきらぬ内に林道バスの出発地へ。平日なのに長蛇の列。

ロッドを持ってる同輩は見かけず、一安心しながら、標高2000mの楽園に向けて林道バスは6時に出発。
入渓点に到着すると、先行者が渓へ降りようとしているところ。入渓点には長野側からよりも山梨側からの方が早く着くので、山梨側からやってきた釣り人だろう。沢割りをすべく挨拶すると、既にもう一人先行者がいるとのこと。その先行者が上流に向かったので、挨拶した人は下流側に入るとのこと。普段ならフィールドを変えるところだが、麓へ降りる林道バスは3時間は来ない。やむなく時間を開けて上流に向かった釣り人の後を追うことに。
流石に大場所からは無反応だが、竿抜けポイントからはヤマトらしき良型が。「一壺30回教」ポイントからも良型が。

先行者が30回教の信者じゃなくて良かった、細かいポイントをスッ飛ばしてくれて良かった。
今回のフィールドは「山岳渓流で大岩ゴロゴロ」と言うより「堰堤の連続 & 堰堤間の距離も短い」フィールド。

最初の堰堤を越えた次の区間で、念のために大場所にフライを流すと反応が。「ありゃ?」と思いながら、次の落ち込みにフライをキャストすると即座にパクっと。合わせを入れると重い。ティペットが切れないように慎重に寄せ、ネットインしたのはグラマラスな尺上クン。

この日はクリック音が気に入って購入したリール「Sir エドワード(略してサーエド)」を使い始めたので、サーエドの入魂の儀も改めて尺上クンで。

その後も良型が大場所から次から次へと挨拶してくれます。どうやら、先行者は何らかの事情で最初の堰堤だけで脱渓した模様。

サーエドって、私にとってはラッキー侯爵リールかな?
その後は「堰堤を越えて、渓に降りて」の連続で汗をかくものの、良型が出るのに加えて、標高2000mを越える渓の風は涼しく、爽やかなフライフィッシングを満喫。

麓に降りた後は温泉で汗を流し、ソースかつで晩ご飯。伊那谷のソースかつ丼を提供する店の中で、私的にソースが一番美味しいのが高遠の華蔵。最後に白ご飯でお茶漬けが食べたいので、丼ではなくソースかつを定食で。

南アルプスに大満足した翌日は中央アルプスを楽しむべく、木曽川左岸の沢へ。
しかし、車止めに到着した時点で濃いガス。入渓点まで歩いてもガスは全く晴れず。フライは全く見えないだろうし、初めてのフィールドだし、30分ほど待っても一向に晴れるどころか薄まりもしないので、スゴスゴと退散。かくして、中央アルプスは惨敗(退却)し、Wアルプス大作戦は成功しなかったけれど、不思議と大満足の釣行と相成りました。

さぁ、次はどっちだ⁉︎