自分本位に考えると、起きた出来事や周りや恨みたくなるが、起きた出来事や周りの打つ手が、実は成長への促しであったり、好意の手であったことが、後でジーンと心にしみてくることがよくある。
さて、人は自分本位から離れられないものだから、手拍子に喜んだり、逆恨みしたりすることがあるが、それは当たり前だ。
だが、偉人は心が揺れ動くままにしておかず、感情の嵐が過ぎ去ったら、すぐに、二の手三の手を打って、幸福の裏付け工作や失敗の善後処置をする。
実はこれが大事なのだ。
ミスは誰でもする。
一番大事なのは、その後のリカバリーショットなのである。
そんなことが、若い頃読みふけった、大橋武夫氏の兵法経営の本に書いてあった。