ポツダム宣言受諾の背後には、国体護持の密約があったのではないだろうか?
いけもとはそう確信する。
大体上皇陛下の皇位譲位にしたって、あれは憲法にも皇室典範にも規定のない、超法規的なお振舞である。
そんな超法規的な行為が許された背景には、ポツダム宣言受諾時において、国体護持が連合国との合意事項にあったのではないかと思慮される。
そうだとしたら、昭和天皇崩御の後から続く、一連の反動キャンペーンには、いけもとは合点がいく。
つまり人間宣言は昭和天皇一代のみが拘束される宣言であるとしか思えない。
なぜなら、人間宣言の内容には、天皇の地位にあるものすべての方々に対する現人神の神性を否定するという文章がないからだ。
ゆえに、上皇陛下や今上天皇に置かれては、現人神たる地位を占めていると私は考えるのである。
さて、確か今年三月十七日の地震の直後に、国民投票法云々という話が出た。
そしてロシアや北朝鮮の、日本の独立を脅かす行為がマスコミを賑わわせている。
これを奇貨として、日本反動勢力が、反動憲法を樹立しない筋はない。
とにかく現憲法の硬性憲法のゆえんである日本国憲法九十六条を改正してしまえば、あとは執権勢力のやりたい放題である。
いずれ1948年体制は終わり、こんな文章はアンシャンレジームに頭を毒された人の駄文ということで忘れ去られる日も来るのだろうが。
以上、いけもとてつこう。五十六歳、マジの妄想でした。