目覚めた孔雀。独り言三昧。

目覚めた孔雀の独り言です。

研究の手引き。その何本目かは忘れた。

2020-11-08 16:36:13 | いけてつオタク話
精神分析医は、統合失調症圏内の患者さんを精神分析すると、「客観的で正当な憎しみ」を逆転移感情として患者に対して持つという。

ということは、統合失調症圏内の感情生活の主題は「意識できない誰かに対する客観的で正当な憎しみ」であると、結論づけられる。

ここで大切なことは「意識できない誰か」という部分である。

意識できない誰かに対する憎しみだから、その憎しみは、いきおい患者の身近な他者に向かうことになる。

その標的になるのが患者の暴言や暴力に悩む人たちなのだ。

閑話休題。
さて、今時その憎い誰かを暴きだすような無意味な治療をするあほな精神科医がいるとは思わない。

だったら、患者の「客観的で正当な憎しみ」を加速させるような邪悪な他者とは距離を置かせたり、むき出しの攻撃衝動を代償行動で昇華させるように導くのが、利口な精神科医やスタッフであるといえよう。

一つこれらの環境調整療法や転換行動療法について研究するのも、患者のQOLの貢献になるのではないだろうかと、ικμτは思うわけである。

SSTやアサーションスキルにしても、前に書いた巻き込み拘束型の邪悪な他者の魔の手から、患者自身が自己防衛する上で、実に役に立つスキルトレーニングであるといえよう。

さらに、患者の客観的で正当な憎しみをアースする方法として、あなた一人がそんな邪悪な隣人どもに苦しめられているのではないと、患者仲間同士で簡易井戸端会議や簡易飲み会をする方法もある。

実は患者が話を聞いてほしいというのは、実は主婦の井戸端会議やサラリーマンの一杯飲み屋でのぼやき話の類いでもあるのだ。

心を開いて苦楽を共有できる他者がいれば、誰が内心小馬鹿にされているのを承知で高い金を払ってカウンセラーの時間を買うのか。

その辺のところ、興味のある方は、おのおの工夫研究されたし。
以上である。


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