目覚めた孔雀。独り言三昧。

目覚めた孔雀の独り言です。

精神科医やカウンセラーの卵の皆さん。もしよかったら読んでみてください。

2020-08-24 09:10:59 | いけてつオタク話
なんで怒られているのかわからず殴られて、こっちが怯えて何もしなくなると、また怒られて殴られる。

かなり理不尽で無茶苦茶な世界であります。

はじめは養育者との間で起きたことだが、学校でも同じことが起きて、職場でも同じことが起きる。

こんな自分にとって面白くない世界を解釈するためには、
世界とは自分と自分以外の人たちとの闘争の場である。
そんな考えを抱くようになるのです。

ある人達は、世間に対する復讐心と保護心から、全く体が動かなくなり、
ある人達は、「こんな無茶苦茶な世界にいられるか!」と言わんばかりに世界から距離を置き、
そして、ある人達は、そんな無茶苦茶な世界を説明する教説を探し回るか、自らその教説を作り出す。

それが何であるかは、事情通の読者さんなら「ああ、あのことか!」
そう頷くことでしょう。

問題は、
無知な自分に対して過酷とも言うべき扱いをした連中に対する怒りの感情。
そして、世間知を得ることによって、過酷な扱いを受けるきっかけとなった、自分の言動に対する恥の感情。

周囲からいじめられこばかにされた不快な体験のフラッシュバックと「怒り」と「恥」を中核とする「いたたまれない感情」。
それに襲われたときに、稲村博先生の心の絆理論やシュビング的接近が「私は一人で戦っているんじゃない!」という連帯感を与え、中安症候群でよく処方されるオキシトシン処方が意味を持つようになるのです。

その患者の生きづらさは、当の治療者でもある自分も持っている。
そこをきっかけに、アイガーの北壁みたいに取り付く島のない人と心が通じ会えるのではないか?(辻悟理論)
そして、その生きづらさを矯正していけば社会でうまくやっていけるのではないか!(小坂英世理論)
あいにく新田理論については、まだ研究が進んでいないので、ここでは割愛しますが、今、Икэмотоがわかってきたところはこんなところです。

悩んでいる人たちやその人達を援助したい人たち。
その人達にこの記事を捧げます。



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