今朝、不意に心の戦闘状態が解除された。
なんか今までは、「敵の大群に囲まれて、たった一人で戦っている兵士。」みたいな感じがしていたのだが、今朝は、その意味不明な戦いが終わったような感じなのだ。
その敵とは、まるで大坂の陣をふっかけた徳川家康のように、いけもとの些細な欠点をあげつらい、おおっぴらに悪口を言ったり、挙げ句の果てには、暴力を行使するような連中なのだ。
当たり前だが、そんな敵は実在しない。
つまりいけもとは、想像上の敵と戦っていたのだ。
まあ、そんなことはどうでもいいが、今まで想像上の敵と戦うために、ストレスから肉体を守る副腎は疲弊し、絶えず戦闘状態に体を置くために、膵臓のランゲルハンス島の細胞も疲れ果てていた。
もちろん、アドレナリンはドバドバ出るし、インシュリンもドバドバ出ていた。
何やらメンタルを病んだ人の肉体的所見は、これに近い所見が出るようだ。
何やらメンタル疾患は、交感神経が優位になるので、これを静めるため、交感神経を眠らせる薬が処方されるという。
交感神経。
別名闘争ー逃走神経。
これが優位であるということは、捕食者に狙われた動物のように、臨戦態勢にあるというわけだ。
心が臨戦態勢にあると判断しているのであれば、夜、眠れるわけがない。
何かにおびえている人間が、ぐっすり休めるわけがないのだ。
その想像上の敵が、心に出たのが、自分を脅かす幻覚や妄想の類いであり、体に出たのが、糖尿病とかである。
単に美食をして糖尿病になったのではない。
いつでも戦ったり逃げたりできるように、アドレナリンがドバドバ出ているのだ。
そしてそれを抑えるためのインシュリンも。
さて、あなたの欠点が何か、私は知らないし、その欠点を攻撃する、邪悪な敵が何者かは知らない。
実際の敵なら和解が可能であるが、想像上の敵とは和解しようがないから困ったものである。
そんなことを思った、いけもとであった。