B&B&B

回り道を全力疾走

無題パート5

2009-06-11 20:13:11 | 未分類
ポケットに携帯を入れていると電磁波で精子がなくなるらしいよ。


5、6年前にも聞いた話だった。

だったら電波に負けない強い精子を作ればいい。

即答してしまった自分がいた。


ひねくれものの回答だ。

小さい頃から何を信じればいいのか分からなかった。

救急車の音を聞いたら親指を隠せと教わった。

蜘蛛を殺したら罰が当たると習った

蟻は良い虫だから殺したらダメだと言われた

コーラを飲んだら骨が溶けると習った

マシュマロを食べると軟骨が成長して背が伸びるとテレビで言っていた。

お父さんに喉の膨らみは何かと聞くと、梅干しの種が詰まったんだと言われた。


子どもは大人以上に知識や経験が乏しいから、騙されやすい。


大人であっても、知識が十分とは言えない。
知識で動いているよりも今までの経験上の慣性で動いていることがほとんどだ。


全てを疑うということは自分を怠けさせないための秘訣である。


頭の中を仮定でいっぱいにする。

もし~だったとしたら
彼が~だとすれば
万が一~が起こってしまえば。
と見せかけて、~なら。

どんなに信用しようとしても、必ず自己防衛のために疑惑をもつ。


一球入魂で全力投球で投げても、試合後はまだ片付けくらいはできる力は残っているだろう。


きっとそれとおんなじだ。


性格が悪い奴ほど長生きするというのはそういう意味なのかもしれない。

いんちき

2009-06-11 12:08:34 | 未分類
マジシャンは当たり前のことをスゴく見せる技術を持っている。

そこで大事なことは観客の先入観だ。

マジシャンが持っている500円玉は私たちが日頃使っているものと同じだ。

彼のジャケットの袖を通っているものは、私たちと同じ腕と指だ。

今、観客席から突然呼ばれた人は、私たちと同じ一般の人だ。

意識はせずとも勝手に前提をおいてしまっている。

先日、誕生日を当てるというマジックを見た。

5つの質問に『はい』『いいえ』で答えるだけで誕生日の日にちを当るらしい

考えれば中学生でもわかる、トリックと呼ぶにはなんとも幼稚な数学の問題だ。

5つの質問にそれぞれ『はい』『いいえ』と答えれば、答え方は32通りある。

誕生日の月さえ分かれば、日にちは31までしかないから、二択の質問を5つすれば誕生日はわかる。

同じように、三択の質問を3回すれば、答え方は27通りなので、相手に好きなアルファベットをイメージしてもらうだけで当てることができる。

トリックは見破るのは簡単であるが、それを見破られないように感動を与えるのには、長い練習が必要になる。

コインが消えるマジックなんかもトリックを知ってしまえば、ただ単に掌や指を駆使して相手の視界に入らないところに移動させているだけだ。
ただそれを実行するには、常に日頃からコインに触れて体の一部のように手の甲や手のひらの中を動かせるように練習しなければならない。

積み上げるのは難しく、壊すのは簡単だ。


だからこそ、壊すときは慎重に吟味しなければならない。

木材も、作るのは60年くらいはかかる。
切って使うときは一瞬


お金も一か月で5万稼いでも使えば一瞬

日本人が貯蓄の文化があったのはそういった、コツコツ積み上げることを美徳としたからではないだろうか。


ただ、その一方で使うことに臆病になってしまう。

どっちがいいのか