トドリックホール氏。
(嬢、もしくは姐さんとお呼びするべき?)
自身を鼓舞する感じ。
私は、私のチョイスを大事にするわ
と豪語する感じ。そうして
「何かあったらアタシを呼びな?」
的な感じ、好き。
先日、この曲を
頭の中で流した。
(普段格段に盛り上がることの無い
生活を送る私という女は
このドラマチック病と云うべきか
このクセが抜けない)
話はさかのぼりますが
義実家に居候してたころ
私は義母よりスカートを履くことを
たしなめられた。
「なんで履いてはダメなんですか?」
薄々答えはわかっていながら
反射的に私はそう聞いた。
たしなめた義母の言葉に
若干の戸惑いというか弱さを感じた
からそこにつけ込んだのだ。
「なんでって、他の人が見て
なんて思うか分からないじゃない」
私が問い返すと思わなかったであろう
義母の説明は曖昧で
声色は少し硬く高かった。
ここはど田舎だ。
ましてや本家長男嫁である私だ。
優雅にスカート姿よりも
働き者に見えるパンツスタイルが
良しと映るのであろう。
そうして何よりスカートは
マタニティ=妊婦を連想させて
子無しの私には酷ではないかと
義母の配慮も勿論あったかも知れない。
かも知れないが、
そんなの自身で跳ね除けられるし、
なんだったら
それをネタに小話ができるワ
などと考えるしたたかな女である。
でも。
「そうですか」
それだけ返して
それ以降、
私は外出で(義実家含む)
スカートを履くことを辞めた。
嗚呼。
私はなんて聞き分けのよい
良い嫁なのであろう。笑
こういうところを
もっと評価してほしいところである。
料理の腕前とかじゃなくて。
(その数日後、一族の長である
ババさまにも念をおされた!
これはよもや女帝たちは結託したな!
嫁の心は震えた!!笑)
そうして先日。
義実家での集まりで義妹が
最近スカート姿見ないね
と私に言ってきた。
義妹は上記の流れを知らない。
視線の先で
義母がチラリとこちらを見たのが
分かった。
部屋着で履いてるくらいかなー
私は義妹に答えた。
その向こう側にいる義母に答えた。
この時、トドリック氏の
曲を脳内に流したのだ。
譲れるトコは譲ったじゃん。
譲れないトコは譲れないのよ。
小ちゃい小ちゃい嫁の抵抗。
大袈裟に曲にのせて
脳内でドラマチックに仕上げる
私の1人遊び。