『人生の約束』特報
映画「人生の約束」を見てきました。12月の「杉原千畝」を見に行った際貰ってきたチラシとタブロイド版8ページもの特集広告紙で見たいと思っていたこと、当ブログの熱心な読者の方にロケ地になった富山県・射水市の視聴覚障がい者協会の方がおられる(リアルタイムブログ解析「「あしあと」から)のでいつも、隣県の射水市に興味を持っていた。
イオンシネマまで10分、屋上に駐車してシネマへ直行した。切符売り場はお客さんなし、「ここは1,100円でケシカランな」、「東宝シネマズは千円でしょう」、といつもの戯れ口を・・。モギリに行くと10分前に開場だと丁重に二度も追い返された。
アナウンスがあるまでロビーのソファで待つ仕掛けだ。千畝の時は女子高生3人がキャキャとスマホをかざし自撮りしていた。「ちょっと見せて」と話しかけたら、手を伸ばして真ん中の子が私と隣の子二人を撮ってくれた。それを見せてニヤニヤしている。「ウン、可愛いにゃ」とお礼を言った。
ようやく開場になり続々お客が続いた。約40人弱だったから平日の昼時間にはよく入った方だ。
高齢、中年の女性が中心で男性は3分の1くらいか。手押し車のお婆ちゃんと娘さんの組もいた。
映画はよかった。射水市は近いのに未知の地、富山市でさえ何度も行っていない。その射水市が舞台の映画でロケ地もほぼ全編、射水市・新湊地区・内川沿い地区の風景の中でドラマは進む。(広告紙にはロケ地マップがある・一度訪ねてみたい)
なぜならテレビドラマの巨匠・石橋 冠 監督は夫人の故郷である新湊に足を運ぶうち、この町とそこに住む人々に魅了されいつか新湊を舞台にした映画を作ろうと考えるようになって実現した映画だった。
石橋監督は「池中玄太80キロ」「点と線」などで日本のテレビ界では確固たる地位を築いた巨匠で、映画は今回が第1回作品だという。
”人と人がつながることが、当たり前でなくなってしまった今の時代に、巨匠・石橋冠が捧げる、普遍的な「絆」と「再生」の感動物語。
「曳山につながる」とは:360年もの歴史を誇る「新湊曳山祭り」では、祭りに参加して曳山(山車)を引くことを「つながる」と呼ぶ。何十人もの引手によって引かれていく姿は、力を合わせること、魂を重ねることの素晴らしさに満ち溢れていて、つながったものにしか分からない感情が得られるという。” 夜の曳山が13台も集まった大提灯の風景は素晴らしかった。
「つながる」という映画の主題と、四十物町の人々と曳山を巡る物語、四十物町:(あいものちょう)なんて読めないわね。でも実在の町名なのです。曳山を買い取るライバル西町は仮想の町です。
「イヤサー、イヤサー」の掛け声が耳の底に残るいい映画でした。この映画で選抜された新人・15歳の中学生を演じる高橋ひかる さんが初々しくていい。是非足を運んでください。
『人生の約束』新予告