県指定天然記念物 牛丸ジュラ紀化石 高山市荘川町(旧荘川村) 牛丸
荘川の地は日本列島の屋根です。太平洋と日本海に水が分かれて流れる分水嶺はここから数キロ、ひるがの高原にあります。
牛丸地区には、荘川河床にジュラ紀中期の手取層群という地層が露出しており、ここには何層もの貝化石密集層があり、貝が生きた状態のまま堆積し化石になっています。ここは約1億8000千万年前は、海に面した河口付近だった。不思議ですね。悠久な地球の歴史を知ることができます。
この小公園とつり橋があるところは、昔荘川営林署の貯木場でした。
昔は秘境の荘・白川郷でしたが、国道改修、地盤が弱いため重力式コンクリートダムが造れなく、岩石と粘土で固めたロックフィル式御母衣(みほろ)ダム、東海北陸自動車道、白川郷の世界遺産指定などで、激しい時代の波に流されて変貌してきた二つの村です。
昔の面影は全くありません。この地に私は縁あって平成4年~5年と2年間、最後の会社員生活を過ごさせていただいた思いでの地です。
私は長く通信事業に従事してきましたので、当時、白川郷から通勤していた従業員が簡単に高山へは通勤できなく、温情的に事業所が閉鎖されずに残されていたわけです。
この地は自然と伝統文化が豊かで、人情に厚く、村民は皆やさしく親切、飛騨の中でも特質される村民性です。私だけでなくここを選挙区とされる県会議員の奥様もそう言っておられらました。飛騨市河合町(旧河合村)と二ヶ村がよく似た人情の地だと・・。
母の49日忌法要の翌日、懐かしさと新緑ドライブで懐かしの荘川をここ化石ロマンの地まで来て、高速東海北陸道のパーキングエリア「ひるがの高原」、道の駅も兼ねる観光施設から、高速に入り帰宅しました。
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