出身高校が創立100年の節目の年に、近隣の高校と統合されることになりました。数年前からそういう話がありましたが、なかなか桜の時期に撮影に行く機会が取れず、最後の最後にやっと行くことができました。
「大事なものはとりあえずフィルムで」とリバーサルフィルムをM-1に装填して出陣。
普段は50mmや28mmが多いのですが、今日は24mm、50mm、100mmと広角から望遠まで(ほぼ)フル・ラインナップです。望遠を持ち出すのは本当に珍しい。
なお、この記事の写真はサブ機として持って行った E-300/ZUIKO DIgital 25mm 1:2.8 の撮影によるもの。そして正方形の画像はもともとの縦構図をブログ用にトリミングしたものです。
正門
谷間に平行に並んだ校舎を渡り廊下でつないだレイアウト。学業中窓の外に見えるのは山ばかり。
校門を入って最初に見る風景。在校時は壁が桜色だった。
フィルムのほうで気合を入れて撮っていたので、デジカメのほうではおざなりな撮影。
他にも
こういうところから「逗子高校」という名前が消えるんだなぁ。
土日平日関係なく「同じ時間」の出発時間。逗子高校が終点ではないけど逗子高校生のためのバス。
在校時にはなかったけど、最寄りの神武寺駅にあった標識。
逗子高校は近くにある校舎も(少し)新しい逗葉高校に統合し、『神奈川県立逗子・葉山高等学校』となりますが、通称が「逗葉高校」に。ちなみに逗葉高校は当時、黒のブレザーにグレーのボトム、臙脂色のネクタイという制服で(個人的には)学区でい一番センスのいい制服でした。逗子高校は伝統があったので学ラン/セーラー服でしたが、学ランの良さに気付いたのは卒業してからでしたね、「制服の下に何を着てても詰襟を閉じればバレない」。
弟が通った高校は新設校だったので、当時「今後少子化の流れで『末は老人ホーム』になるね」と言われた作りだったのが、名称変更して存続しているのは皮肉。
そのあと、鎌倉に行くつもりだったのを変更して、金沢文庫の称名寺に向かいました。
ありがちと言えばありがちの構図。
境内に花盛りのヤマザクラを見かけた。
開花時に同時に芽吹く赤錆色の新芽と桜色の取り合わせが好き。ソメイヨシノだと
花が咲いてから緑色の新芽がでてきて「葉桜」と言われるのよね。
先日「ホームカミングデー」が開催されたのですが、その時に「在校中にもっと遊んでおけば良かった」と思いました。現在「何事も煮え切らないな」と感じることがあるのは、この時の経験が底にあるのかもしれません。