楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

ギドネットレバーの、誘惑。

2014-07-23 | 自転車
ん~、"誘惑"と書くほどのものではないかもしれませんが。

先日の箱根越えでのこと。
(ここから先、若干の専門用語がでてきますがご容赦)
初めて「フォーク抜き輪行」をやりましたが、日本のランドナーの場合(全部とは言わないけど)ハンドルとフロントフォークが完全に別々になるよう工夫がされてます。ハンドルからブレーキケーブルも外すことができ、「ハンドル・フロントフォーク(及び前輪)・フレーム・後輪」にそれぞれ別個のパーツになります。それをひとつにまとめて袋にしまうことに因って『輪行』となるわけです。

ところが、ウチの L'oiseau Blanc はハンドルからブレーキケーブルが外せないため、ハンドル自体はフロントフォークから抜けても、文字通り「首の皮1枚」でフレームから外せないという事態になっているわけです。輪行の荷造りをしているとこれが実に不便でして、例えば荷造り中にスラッジまみれのステムが白いフレームやサドル、不注意で衣服に触れたりすることもあり、あるいはベルトで縛り上げる際や外して組み立てる際に、ドロップハンドルとステムが"知恵の輪"となってフレームやスポークに絡んでたりするわけです。

で、ギドネットレバーなら(インナーケーブルの引き方が似ている)バーハンドル用のインナーケーブルが利用できるんじゃないかと調べると、予想通りであることが分りました。しかもブレーキレバーからインナーケーブルが簡単に外せます。
これで万事解決です。









…のハズだったのですがそれは『現行パーツ』でのハナシ。



ツマラナイ意地を張ってフレームに見合った年代のものを探すと、当然インナーケーブルはロード車用のものと同じで、「このケーブルを外すこと=インナーケーブルの交換」という輪行とはほど遠い手間がかかる「作業」の領域になってしまいます。

そんなギドネットレバーを加工するのは畏れ多いので、じゃぁその辺は目を瞑って新品奢るか、という方向に話を持ってくと、実は DIACOMPE QC204 が余ってまして(これは一般ロード車と同じタイプのブレーキレバーで、輪行の際にハンドルからワイヤーを外すのに手間のかからない構造になっている)、結局「買ったは良いけど結局タンスの肥やし」を更に増やすことに。


ここに来て取る方法は…
・現行のまま。(雰囲気重視)
・QC204 に交換する(妥協策)
・現行のギドネットレバーを買って取り付け(実用重視)
・ヴィンテージのギドネットレバーを買って加工して取り付け(改装費用が最もかかる)
・現行のままで、フレームのアウター受けをインナーケーブルが通せる幅だけ切り取る。
…さぁ、どうしよう。


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