装備が充実してきたキエフ4aMですが、製造年式の違いのせいか不都合なことが。
ターレットファインダーの台座と、カメラ本体のアクセサリーシューの形が微妙に合わず、ファインダーがきっちりと奥まで入りませんでした。しばらく画像検索して気づいたのは、キエフ4(a)シリーズと、キエフ4(a)Mシリーズはのシューの形が違いました。キエフ4はアクセサリーが抜けないためについているピンがシューの真ん中に、キエフ4Mはレールの中に生えています。4だとファインダーの台座の裏にあるU字型のくぼみでピンを受け、それ以上奥まで進まないようになってますが、4Mだとレールの中にあるピンで止まってしまうため、中途半端な位置で止まってしまいます。
ファインダー自体、新品の生産は無いので流通はストック品のみ、果たしてそういうものに加工してしまって良いのかとしばらく考えていましたが
結局ピンの位置まで台座を削りました。同志スターリンにバレたらシベリヤ送りだな。このファインダーを手放すときはこのキエフを手放すとき、またこの程度の改造ならほかのレンジファインダーにも積み替えられる、そう判断した結果です。
台座だけ外れるかと思ったら、裏のネジを取ってもビクともしなかったので、この状態でベンチバイスに挟み、金工用鋸と棒やすりで立ち向かいました。
本体に傷を付けないよう作業をすること1時間。あと数ミリ削れば前方ツライチ。ここまで作業しても、本体のファインダー覗いたらデコに外付けファインダーが当たった。もうちょっと頑張るかな。
Jupiter-8M は同じソヴィエト製レンズのインダスターやヘリオスほど癖を持たないレンズのようなので、モノクロ撮影用に使っても良いな、とフィルターを奢ってやった。
レンズがきれいなので「ズイコーの代わりにリバーサルフィルム装填して箱根辺りに紅葉狩りに行こうかな」という気持ちになったけど、リバーサルは正確な露出が要求されるので、露出計の無いキエフではフィルムが勿体無い。でも「そんな気持ちにさせる」雰囲気が好き。これはコニカⅢやテナックスでは感じなかったなぁ。
写真クラブの例会で「レンジファインダー探していて、結局キエフが来た」という話をしたら、先輩会員から「ゾルキ買うならキエフのほうが安心」で「Jupiter-8Mがあれば充分」と言われた。せっかくターレットファインダーまでそろえて「35mmだろうが85mmだろうが何でも来い」状態なのにちょっとフクザツw
(35mmのJupiter-12は、ものによって「同じキエフでも搭載できないことがある」という冗談みたいなハナシも聞いた)
箱根(つか強羅止まり)を検討していて、さすがにインナー・ロー(42T/20T)では手ならぬ「脚」を焼きそうなので
ちょっと日和った。25T-13Tと結構大きくなった(ように見える)。走りだすと20T-13Tは使いやすかったんだけど、宮ノ下から強羅のところで討ち死にするしね。
いろいろ見てきて、キエフのほうがメカメカしいという点が選択の理由でしたが、お財布にも(微妙に)優しいんですね。
宮ノ下駅前に、足湯があるので(別に「太閤湯」に浸かっても良い)、そこで骨抜きになるのもイイナァ、と温いこと考えてまして。
強羅公園の紅葉が見ごろなんです。
小田原競輪から風祭にぬけたのが良くなかったらしいよ