この夏、甲子園を沸かした早稲田実業の斉藤投手。青いハンカチで汗を拭く姿に一喜一憂された方も多いと思う。ちまたではタオル地のハンカチが売り切れるという社会現象も記憶に新しい。
今日、うちのポストに写真の本が入っていた。雨の中父親が届けてくれていた。それには理由がある。実は父親の弟、ボクの叔父貴が早実の野球部に関係していたのだ。過去形なのは既に他界していてこの世にはいない。そんな叔父貴の事を尋ねて、この夏、うちの実家にこの本の著者である門田氏が訪ねてきたのだ。実の息子であるボクも知らないような、父親の気持ち、兄弟愛等が門田氏の巧みな取材で父親の口から引き出されていたようだ。その後興奮気味に取材の感想を喋っていた父親を思い出す。その一字一句が書かれている本を、父親が届けてくれたのだ。
まだプロローグしか目を通していないが、叔父貴が逝ったあの日が甦ってくる。ボクには単に肉親の死というものであったのだが、実は高校野球界では貴重な人材が居なくなった瞬間でもあったと聞く。ボクも幼い頃からかわいがってもらい、誇りの叔父貴であった。父親にとっては大の仲良し兄弟で、戦時中の疎開先からこっそり二人で脱走してきた、なんて話も良く聞かされた。
そんな中での今年の全国制覇。斉藤投手の活躍が話題になっている。この本、もう少し時間をかけてゆっくりと読んでみようと思う。余談だが、このブログの左下の方に書籍紹介してあるので興味ある方はクリックしてみて欲しい。そのままアマゾンから購入することもでき、ちょっとボクにもお小遣いが入る仕組みだ(^^;