秩父といえば、札所のメッカで有名である。今年は中開帳と言われており、各札所のご本尊を直接拝むことができる年なんだそうだ。普段はお釈迦様も仏様にも、ましてやキリスト様にすら疎遠な生活をしているが、そういう「せっかくだから」イベントにはめっぽう弱いボクらは早速その総開帳イベントに参加すべく秩父路を目指したのであった。
日曜日の朝、いつもより早めに起床して、まぁ坊はお弁当作りに専念してもらい、ボクは適当に手伝いながら準備を整え、いざ秩父方面へ向かった。所沢から秩父鉄道直通の電車に乗り込むと、通勤ラッシュ並の混みようだ。そのうち空くだろうと思いきや、みんな目的は同じらしく、記念ハイキングのスタート地、秩父鉄道は黒谷駅まで大挙して到着したのであった。切符の精算やらハイキングの受付やらでごった返している中、いつものハイキング仲間のT氏が若干遅れて登場だ。この面子が揃うと今年もトレッキングシーズンが始まったかと感じてしまう。
今日のコースは札所1番→2番→4番→3番→18番だ。途中心臓破りな坂道を挟みながら、各札所で神妙な面持ちでお参りを済ませていった。実際のところ、信心よりも好奇心な連中なもんだから、そもそもが適当な参拝ではある。それでも皆の幸せと世界平和を少なくともボクはお願いしておいた。どれほどのご利益があるのかはこれからはっきりすることだろう。
しかし、周りはたわわに花粉を携えた杉の木が猛然と立ち尽くしている中を歩いているわけだ。薬で武装はしていたものの、午後にはすっかりその効果も薄れてしまい、くしゃみと鼻水の戦いだ。T氏も急にくしゃみに襲われ、ポケットティッシュの世話になっていた。春の雰囲気は花粉の他にはまだまだ梅の花が全盛期であった。紅梅白梅、甘い香りが漂っている。今回のコース、勾配は少なかったものの、距離が12キロとまずまずのボリュームであった。適当な疲労感を持って、帰り途中、所沢の居酒屋にて反省会を執り行っての帰宅となったのであった。この記念ハイキングは全7回の予定で秩父の札所を巡る企画である。できれば全部参加してみたいと思っているのである。
全7回とは、何番まであるんでしょう・・・
制覇したら、きっとご利益がありますね(^^)
秩父の札所は34ヶ所ですよ。日本百観音と言われている札所は全部で100箇所あって、秩父の34番目札所が決願時と言われてます。
メジャーなのは四国巡礼でしょうかね。ご存知88ヶ所の札所と言われているところです。
天気さえよければ全制覇してみたいですねぇ。