さて、いよいよ競馬も今年初めてのGⅠ
例年に比べて抜けている馬がいないが
一方で上がり馬はあまりおらず上位と下位がはっきりしている図式になっています。
さて、恒例のいろんなサイトデータから見た傾向を書いてみましょう。
◯ロベルトの血→『ロベルト系』に代わって、今のフェブラリーSを支配している血統、それは……
・ゴールドアリュール
・ボールドルーラー系
【ゴールドアリュール産駒の好走例】
15年1人気1着コパノリッキー
14年16人気1着コパノリッキー
13年9人気2着エスポワールシチー
12年4人気2着シルクフォーチュン
10年1人気1着エスポワールシチー
※ 総合成績(3-2-0-7/12)
現在2連覇中のコパノリッキーの父である『ゴールドアリュール』。昨年はとりあえずとして、16番人気だった一昨年にこれを1着に持ってきたのは本当に衝撃的でした。その他、エスポワールシチーを2度馬券圏内に送り込み、それにシルクフォーチュンも含めて計3頭の産駒を馬券にしているという事実。このレースに対して高い適性を持っていることは疑いないと言っていいでしょう。
【ボールドルーラー系保持馬の好走例】
15年5人気2着インカンテーション(父シニスターミニスター)
15年3人気3着ベストウォーリア(父マジェスティックウォリアー)
13年3人気1着グレープブランデー(母父ジヤツジアンジエルーチ)
12年7人気1着テスタマッタ(父タピット)
10年5人気2着テスタマッタ(父タピット)
09年3人気2着カジノドライヴ(父マインシャフト)
一方、ゴールドアリュールの牙城を脅かさんと、特に近年、徐々に勢いを増しているのが、『ボールドルーラー系』です。昨年は2、3着を同系統保持馬が占めましたが、2013年の勝ち馬で、同系統保持馬であるグレープブランデーは、昨年も11番人気で少差(3着から1/2馬身差)4着、人気や近走成績を考えれば、これは血統に基づくレース適性を武器にパフォーマンスを跳ね上げたと考えていい激走。この点を含めて考えても、この系統の重要性はより鮮明になるというものです。
そもそも、
近5年で3回が『ゴールドアリュール産駒とボールドルーラー系保持馬のワンツー』決着。
最新のフェブラリーSが“血統的2強状態”であるということは火を見るより明らかと言っていいでしょう。
血統的なテーマはハッキリしているこのレース。今年の出走馬の中で該当する馬は……
グレープブランデー(母父ジヤツジアンジエルーチ)
コパノリッキー(父ゴールドアリュール)
ベストウォーリア(父マジェスティックウォリアー)
◯ダート重賞実績
馬券に絡んだ過去10年30頭中30頭すべてがダート重賞で勝利していた。
モンドグラッセとスーサンジョイ、サノイチ脱落
◯叩き3走目
馬券に絡んだ過去10年30頭中すべての馬が昨年の10月以降に2回使われており、順調に使われていた。 逆を解せば、叩き一変狙いは厳しいようだ。
◯タフでスタミナを要求される東京ダート1600mをこなすためには一定以上の馬格が要求される。470キロ未満の馬の成績は(0-0-1-18)で割引が必要。
ノンコノユメ????
◯5歳の1~3番人気馬は【4.2.1.2】で複勝率77.8%と、非常に安定している
×7歳以上で前走5番人気以下
(0-0-0-22)
×7歳以上で当日10番人気以下
(0-0-0-29)
パッションダンス、マルカフリート、ローマンレジェンド脱落
グレープブランデー脱落
◯フェブラリーS/馬番データ
1番 (0-0-0-10)
8番 (0-0-0-10)
コーリンベリー脱落
◯フェブラリーS/前走着順別データ
4着 (0-0-0-12)
◯前走10着以下
(0-0-0-21)
◯根岸Sローテは、馬券になった馬全てが前走3着以内。
4着以下で(0-0-0-35)。
タガノトネール脱落
◯ェブラリーSは、出走取消があった2010年を除けば毎年16頭立てで行われているが、過去10年の枠番別成績を調べると、優勝馬が出ているのは「1、2枠」と「6~8枠」のみ。その間の「3~5枠」の馬は、2着まで
◯いまひとつの成績となっているのが「年明け以降に行われた関東圏のJRAダート重賞」に出走していた馬。過去10年で延べ58頭が該当し、2012年こそ前走が根岸Sだった2頭のワンツー決着となったが、それ以外の馬はすべて3着以下に敗れている。
◯過去10年の前走の着順別成績を調べると、フェブラリーSで3着以内に入った馬の大半は、前走でも3着以内に入っており、4着以下だった馬は好走率からも苦戦していることがわかる。ちなみに、前走で「5着」だった馬が3着以内に3頭入っているが、その3頭には「前年のマイルCS南部杯(盛岡)を優勝していた」という共通点があった。
◯過去10年のフェブラリーSでは、「前年の10~11月にGI・JpnI で3着以内に入っていた」という馬が毎年連対している。
◯調教がよかった馬
ホワイトフーガ、ベストウォーリア、モンドグラッセ、グレープブランデー
ざっというとこんな感じです。
やはり総じてしっかりコンスタントにしかも実績を残している
強い馬が好結果を残しているということになります。
というわけで今回の結論。
私のピックアップする馬は以下の通りです!
◎ホワイトフーガ
とにかく絶好調、そして高木厩舎&大野騎手はここ最近のG1は非常に強く、
頭ではなく連軸として安定感踏まえここから。
こうした混戦は内枠が有利です。
◯ベストウォーリア、モーニン
石坂厩舎の2頭
前者は今が完成期。そしてマイルの左回りはベスト。
昨年より臨戦過程は今年のほうが上。
モーニンはポテンシャルでここまで来たが
ここは試金石。問題は57キロだとみる。
◯コパノリッキー、グレープブランデー
両頭ともこのレースの以前の覇者。
どちらも近走はなかなか成績がついてこないが
ただひとつ。
東京マイル、そしてこのレースで馬場が悪いという条件はとにかく
ベスト条件です。
ここでがんばってほしい。
☓ノンコノユメ
58キロも東京もマイルもこなしており
死角が見当たらない。
しかしながら唯一の不安点は
昨年もこのレースが36秒台の決着であり
これまでのレースよりさらに追い込みづらい
環境になる可能性がある。
そこだけかなあと。
でもルメール騎手で逆らうのはやめておいたほうがいいですが。
このレースは3,4コーナーでのペースダウンがつぼで
それが鍵となります。
さて、どうなるか。
密かに武豊×コパノリッキーの3連覇を期待しているのですが。。。荒井