メキシコからの手紙

メキシコ国、ケレタロ州、ケレタロ市での暮らし。その日常の報告。

貨物列車

2010-01-03 14:07:26 | 日常
 5年ほど前に買った自宅は、ケレタロ市の郊外にある。

 だが数ヶ月前から、もろもろの理由により、昔ながらのケレタロの街の中心をなす界隈、すなわちセントロで、借家住まいをしている。

 今はクリスマス休暇の期間なので、郊外の自宅で過ごしている。

 だが、ペットの鳥やハムスターは、貸家のほうに残してきた。彼らの面倒を見なければならぬ。

 というわけで、正月2日の今日は、貸家のほうへ行くことにする。

 このところ減量の必要性を感じているので、歩いて行くことにする。

 車で行けば、20分程度の距離だが、歩けば2時間はかかる。

 途中、鉄道の線路を跨ぐ立体交差点を通る。

 そこからしばらく、貨物列車がのろのろと進んでゆく様を眺めていた。

 私は未だかつて、ケレタロを通る鉄道を、客車が走っている光景を見たことがない。

 見かけるのは、いつも貨物列車ばかりだ。

 しかも、いったい何十量連結しているのか、数え切れないほどの貨車が、延々と、ゆっくりと、いつまでも、泰然自若として、マイペースで通貨してゆく。

 私が好むケレタロの風景のひとつだ。