メキシコからの手紙

メキシコ国、ケレタロ州、ケレタロ市での暮らし。その日常の報告。

ドライブ

2010-01-28 09:40:39 | 日常
 ずっと長いこと、妻はペーパードライバーだった。

 ところが最近、ある事情があって、ただ同然で中古の車を手に入れたので、ようやく少しずつ、実際に運転をするようになった。

 久しぶりに好い天気となった日曜。運転の練習を兼ねて、家族でドライブに出かけた。

 ほとんど車も通らない田舎の道路を選んで、のろのろと走る。田舎の道路ではあるが、もったいないくらいに道幅も広く、舗装もしっかりしている。

 運転の練習にはもってこいの道だ。

 ケレタロ市を離れて北のはずれに、名前もよく分からない、小さな湖がある。

 その湖のほとりで、しばらく休憩してから、家へと戻る。

 トータルで約三時間ほどのドライブ。何の事故もなく、無事に行って帰ってこれたことに、とにかく感謝したい。

公園

2010-01-06 10:27:15 | 日常
 朝は曇って、寒かったが、昼が近づくにつれて、よい天気となり、だいぶ暖かくなってきた。

 そこで子供たちと一緒に、外へ出かけることにする。

 近くの公園まで、歩いてゆくことにする。が、近くと言っても、小さな子供たちの足だと、30分ほどかかる。

 7才の息子は大丈夫だが、4才の娘が、少し問題だ。

 娘は、歩くのがあまり好きではない。あれこれと、なだめすかしながら、歩かせる。

 娘の好きなジブリのアニメ、「となりのトトロ」の主題歌の、「あるこう、あるこう、わたしは元気」を一緒に歌ったりしながら。

 無事に公園に到着。

 だが、公園に誰もいない。

 まだ冬休みの昼間なのに、ほかに子供が一人もいない。

 我が子供たちは、けっこう広い公園を独占して、思うがままに遊び始める。それは良い。

 しかし、それにしても、子供のいない公園ほど、がらんとしていて、さびしげなものはない。

 この公園には、すべり台、ブランコ、シーソー、土管のトンネルなどがある。日本の公園にあるものと、ほとんど変わらない。

 ふだんの土日であれば、けっこう子供たちで賑わう場所だ。

 今日はいったい、どうしてしまったのだろう?

 

 

 

カナリア

2010-01-04 01:38:46 | 日常
 ペットの世話のために、セントロにある借家に戻ってきた。

 メスのハムスター、セキセイインコのつがい、オスのショウジョウコウカンチョウは、ふだんと変わりがなかった。

 ドン・キホーテという名前の、オスのカナリアも、とても元気だった。

 ところが、メスのカナリアの様子が、かなりおかしい。

 三週間ほど前に、ドン・キホーテのペアとして買って来て、ドゥルシネアと名づけたカナリアだ。

 右足をかばって、左足だけで移動している。ただし、あまり動かない。

 羽を垂らし、体毛を膨らませている。

 眼に生気がない。

 あるいは死んでしまうのだろうか? もしそうなってしまったら、とても残念だ。

 どうするべきか?

貨物列車

2010-01-03 14:07:26 | 日常
 5年ほど前に買った自宅は、ケレタロ市の郊外にある。

 だが数ヶ月前から、もろもろの理由により、昔ながらのケレタロの街の中心をなす界隈、すなわちセントロで、借家住まいをしている。

 今はクリスマス休暇の期間なので、郊外の自宅で過ごしている。

 だが、ペットの鳥やハムスターは、貸家のほうに残してきた。彼らの面倒を見なければならぬ。

 というわけで、正月2日の今日は、貸家のほうへ行くことにする。

 このところ減量の必要性を感じているので、歩いて行くことにする。

 車で行けば、20分程度の距離だが、歩けば2時間はかかる。

 途中、鉄道の線路を跨ぐ立体交差点を通る。

 そこからしばらく、貨物列車がのろのろと進んでゆく様を眺めていた。

 私は未だかつて、ケレタロを通る鉄道を、客車が走っている光景を見たことがない。

 見かけるのは、いつも貨物列車ばかりだ。

 しかも、いったい何十量連結しているのか、数え切れないほどの貨車が、延々と、ゆっくりと、いつまでも、泰然自若として、マイペースで通貨してゆく。

 私が好むケレタロの風景のひとつだ。