巨樹に魅せられて

巨樹巡りを趣味としていますが、気がつくと神社巡り。その周辺の話題もココに書き留めています。

「樹を診る女のつぶやき」by 岡山瑞穂

2011-10-26 06:45:29 | 巨樹・巨木
 熊日出版、2011年発行。

 女性らしい視点で書かれた樹木医のエッセイ集です。
 男である私の視点と異なることを列挙すると・・・

・花に重点を置く
・樹木を擬人化する
・詩的な表現にこだわる

 などなど「飾り」が多いのが特徴です。

 というわけで、わかりやすいけどシンプルイズベストが好みの私にはちょっと、という内容でした。
 吹き出しコメントの文字が小さすぎて老眼が入ってきた私の目にはきついこともあります(苦笑)。

<メモ>
 私自身の備忘録。

□ カイガラムシ対策(うちのケヤキにも寄生してます)
 成虫になると駆除が大変。薬剤は、冬場に石灰硫黄合剤やマシン油の散布がよい。

□ キノコ=木の子ども=腐朽菌

・・・続きは後ほど・・・

 

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (樹木医みずほ)
2011-12-25 14:01:10
本を読んでいただいてありがとうございます☆
この本は、一般の方や、女性の方、今まであまり興味がなかった方向けに書いたものなので、主様みたいに詳しい方には物足りないでしょうね。期待外れでごめんなさい。私は一人でも多くの人が自然に関心を持ってくれるのを目標にしておりまして、そうすることで樹を守り自然をはぐくむことが未来につながると考えています。詩的な表現というのはこだわるというほどで社ありませんが、例えばお母さんがお子さんにお話しできるヒントになったりすればよいな、と想像しながら書きました。擬人化などは確かに専門家の方は大変嫌います。特に男性は。なのであえて挑戦しました。甘ったるい表現をどうぞお許しくださいませ。
大した内容ではございませんが、たまに学会誌などにも投稿しておりますので、硬い感じはどうぞこちらからお楽しみくださいませ♪
http://wwwsoc.nii.ac.jp/thrs/publish.html
http://ci.nii.ac.jp/search?q=%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%91%9E%E7%A9%82&range=0&count=&sortorder=&type=0
寒さが厳しくなります。お体どうぞご自愛ください。
返信する
恐縮です (管理人)
2012-03-19 22:01:48
執筆者様から直接コメントをいただき、恐縮しております。

ご指摘の通り、読者を選ぶ本かも知れません。流行の”山ガールさん”なんて合いそうですね。
肯定的な書評でなく申し訳ありませんが、樹木に対する愛情はしっかり伝わりましたことを申し添えます。

私はどちらかというと、樹木と人間(特に日本人)との関わりに興味があります。
その心にピタリとはまり込んだ本がありました;
「日本人の心と建築の歴史」
(上田 篤 著、鹿島出版会)
http://blog.goo.ne.jp/cuckoo-cuckoo10/e/f1789bce601a0096807ee8d3afdfc6b5

 自分がなぜ巨樹に惹かれるのか、木造建築に惹かれるのか、その答えが書いてあったのです。目からウロコが落ちました。

 みずほ様(良いお名前ですね)もお体に気をつけてお仕事に励んでくださいませ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。