お~カナダ! たてよこナナメ歩き

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「速い展開」のこと・その2

2010-09-03 09:51:31 | 家の売買と引越しとリフォーム
昨日の続きです。

一度だんなさんと見に来た奥さんと子どもさんが戻って来て見られたあと、
エージェントD氏が

「あっちの家に鍵を取りに来てくださいね」

と言って出て行きました。
それで、最終確認事項をメモ用紙に書いて買ったほうの家に行きました。
夕方6時すぎ、まだ、見に来られた人たちの車がありました。雨はまだ降り続いていました。

買ったほうの家の前に車を停めて、かばんをもって、玄関前の階段を上がっていくと、
静かに玄関のドアが開いて、そこにD氏が立っていました。

おめでとうございます。
あなた達の家です


まあ、柄にもなくかっこいいセリフ、顔など見なかったら映画のワンシーンのようです。
もし女性のエージェントだったら、思わずハグしたかもしれません。笑

「いろいろありましたが、よかったですね」とD氏は言いました。
そして、鍵を三つ渡してくれました。
そう、本当に長い長いくねくね道でした。
ここまでたどり着けるという自信がなかなかもてなかったです。
だからこそ、感慨もひとしおですね。

さて、今売ってるほうの家を買ったときは(12年半前)、
同じように引っ越す前に鍵をもらいましたが、新品同様に掃除とカーペットクリーニングされてました。
今度の家は・・・
残念ながら、お手入れお掃除されてない家なので、
元オーナーE氏がゴミを取り除いて掃除機をかけてくれたくらいではあまり変化はありません。
そして、前から気づいていたのですが、掃除機と乾燥機の後ろに山になったゴミ、まだありました。

「悪意はないので、了承してください。使えるものがあるかもしれないですし」
なんてD氏は言ってましたが。笑

まあ、あとは気合を入れて自分で掃除するしかないです。

契約時点での懸案事項を一つずつD氏と確認していって、しばらくしゃべって、それから帰りました。
しゃべっていてわかったのですが、D氏は家族の食べるもの全部作るんだそうです。
仕事などでどうしてもダメなときだけ、奥さんが作るんですと!
ひゃ~。ビックリしました。

そのあと、友人宅に預けていた息子を迎えに行って、
それぞれ外から帰ってきていただんなと娘達を自宅に迎えに行って、
お清めにつかう日本酒・お米・塩を持って出直しました。
それに、今日は忙しすぎて何かを持っていく準備ができなかったので、
家族それぞれ一つ、形だけ引越しするつもりで何か自分の持ち物を持っていきました。

本当は、その日(8月31日)が支払いと法的手続きの完了日。
契約上は、鍵をもらうのと、自分達で保険をかけるのはその翌日(9月1日)です。
ところが、契約してからふとあるときに、中国暦のカレンダーを見ていて9月1日が

大事不宜

となっているのを見つけてしまったのです。
そんなに何でも信じるわけじゃないのですが、見ちゃうと気になる。
それで、エージェントD氏にたのんで、売主E氏が入金を確認した時点で鍵をもらったのです。
それは前からそういう風に頼んであったので、D氏が協力してくれました。
その日の5時過ぎにやっと入金が確認できてホッとしました。

実は、これとは関係ないのですが、
今回売っている方の家にもらったオファーにサインするかどうか話し合ってたとき気づいたのですが、
鍵を渡す日が支払い・手続完了日の2日後なのです。
んんん?
どうして翌日じゃない!?
そこにいたD氏も「普通は翌日なんだけどなあ?」と首をかしげました。

しばらくしてD氏が突然

「中国暦じゃないの? チェックしてみてください」

と言ったので見てみたら、なんと、鍵を渡す日の前日は’引越しによくない’と書いてあるのです。
それで、その日は避けて、その翌日にしたんじゃないかということに落ち着きました。
やっぱり~、なんかみんなこれを見てるのかなぁ~?と大笑いしました。面白かったです。

さて、家と土地のお清めをして、自分が持ってきたものを部屋に入れて、
形は本日引越しました、よろしくお願いします、ということになりました。

そのあと、リフォームの見積もりの人が来てサイズを測ったり値段を計算したりし始めて、
ずいぶん長い間待っていたのですが終わりそうにないので、
私は

「お腹すいた~~~~」

と叫ぶ三人の子を連れてQUIZNOSというサンドイッチ屋に行きました。
(個人的にはSUBWAYよりおいしいと思います!)
待っている間に携帯でD氏に電話して

「どうですか? あの人たち、オファー書いてくれそうですか?」

と聞いたら

「んんん?さっきあなたのだんなさんから電話もらって説明したんだけど?」と言って、不思議そう。
そうか、ほぼ同時に質問したのか・・・
まだそのときは「考え中らしい」とのことでした。

買ったサンドイッチを持って帰って、買ったほうの家で初食事・・・
しかし、ダストアレルギーの長女は、すでに症状が出始めていました。
ホントに見事にほこりっぽいですから・・・

見積もりが終わって、お清めにおそなえした日本酒を下げて、みんなで少しずついただきました。
息子六歳が
「うゎ~、お酒を飲んだのは初めてだったよ~」(当たり前だよ・・・)
と大喜び。おいしかったそうで!?

その日の朝、D氏から電話がかかったとき

「今日は長い一日になりますよ」

と言っていましたが本当でした。
一生忘れることのない日になりました。

そして、翌朝一番にD氏が電話をかけてきて、今まで聞いたこともないほど元気な声で

「おはようございます!!
いいニュースです。あの家族がオファーを書いています!!」と教えてくれたのでした。
(そしてこの話は「オファーきた~」の項に続きます)





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