山パンは周知の通り大手の製パンメーカーであり全国各地に工場があり、膨大な種類の製品をいくつもの部門で生産してます。
3回のバイトのうち2回を洋菓子1課で作業を従事したのですが現場の印象としては要冷蔵の製品を生産する場所ですのでとても涼しかった。
真夏でもアルバイトセンターで作業着は長袖しか支給されません。
で、「まるでバナナ」
この現場で朝5時まで夜勤の人は休憩後、5時間ぶっ通しでこの製品の生産作業を行います。
ライン作業で私が経験したのは今のところ、クリームが塗られたクレープにバナナを乗せる役と最上流でバナナの房を消毒する役の2つだけです。
1回目で経験したバナナ乗せは自分から見て左から来るクレープに正面から来た真ん中に斜めの切れ目の入ったバナナ、つまり1本を2等分になったバナナを片方ずつ両手で持って一つのクレープの中心に半分になったバナナ1つをライン上にまっすぐに乗せ右隣の人がホイップマシーンでバナナの両端に生クリームを塗ります。
簡単なようですが注意点としては・・
まずクレープに乗ったクリームですが、これは機械がくるりんと回転して塗られるのでどうしてもクレープの中心からずれる事があり、当初は目の錯覚というか脳が楽をしたい現象でずれた白いクリームを中心に置いてしまい結果クレープの中心からずれ、社員さんに指摘され気がつきました。
また、噴霧口が詰まりクリームの塗りが芳しくない物はNGでラインから排除します。
バナナをライン上にまっすぐに乗せるのですが、これが悩ましい・・
引き継ぎ時にそれまでバナナ乗せを作業してた方に「バナナは切れ目の向きに関係なく(斜め切りにより切れ目が下向き上向きになる)こちらに来たまんまのカッコで配置して下さい」と言われその言葉通りに作業に打ち込んでいたら隣のホイップマシーンの女性社員さんに「塗り難いから切れ目を上に向けて!(プンスカ)」
数時間後、別の女性社員さんがホイップマシーンに代わり「置き方がおかしいわよ~(^ω^)」
返す言葉で「来たまんまの状態で置いて良いんですね」と尋ねると「そうですよ~(^ω^)」
製作マニュアルはあるんでしょうが、人により手つきが違うんだろうね。
ちなみにトイレタイムだろうか、短時間交代でホイップしてた男性社員さんからは何も言われなかった。
1つの作業にで隣についた人がどんな作業がし易いのか覚えておかなければならないがマスクで顔が見れない以上、帽子の名札で認識するしかない。
水商売のお姉さんが客の性質を分析するのと同じような気分(笑)
プンスカさんとは関係なくホイップマシーンをする人は3つを1セットで作業をします。困ったのはコチラの右手の作業範囲が右隣の人の3つ目の作業とガッツリぶつかるのです。
私のバナナを置く右手が彼女らのリズムを狂わせているのは無言でも分かり恐縮の極みですよ(*´Д‘)
で、左側のクレープが出てくる青いベルトコンベアの最後部にカバー無しの手を入れて良いスペースがある事に気付く。
そのスペースで左手作業し本来左手で作業する範囲を右手でやりゃいいじゃん!
体の重心ずれて腰痛くなりそうで、ここのスペースで作業していいのか分からんケド・・・って、2回目の消毒役の時にチラ見したら皆そうしてた(´・ω・`)
時々、社員さんからクリームたっぷりのバナナが戻されるのだが、クレープ巻が失敗してバナナの品質に何ら問題ない物がリターン、もう一度クレープに乗ります。
これは思ったのですがリターンバナナ仕様はクリーム増量です。まちがいありません。
そして準主役とも言えるホイップを端の先まで塗る、例えて言えば「尻尾の先までアンコがつまってるたい焼き」を表現する彼女たちの技術がこの商品の人気である事に、まちがいありません。
商品のレビューサイト(勝手に掲載してごめんなさい)
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