CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ビンディングシューズ選びのヒント(1)

2024-11-09 14:55:46 | 自転車用品
 ロードバイクに乗り始めた頃は、ペダルにシューズが固定されるビンディングペダルには怖さがありました。ただ、スピードを上げようとするとフラットペダルではケイデンスが上げ辛いので、ロードバイクにはビンディングペダルは必須だと直ぐに分かりました。『弱虫ペダル』の小野田坂道君のようにママチャリのフラットペダルでハイケイデンスというのはやはり漫画の世界なのです。
 今年の冬に生まれて初めて足を骨折し、自転車に乗るどころか歩く事もままならない状況になってしまいました。入院しての手術から、ギブス、装具と歩く事にも不自由する時期を経て、室内ローラー台でリハビリが許可されたものの、骨折部位の浮腫みがありビンディングシューズが履けず、片足だけフラットペダルにしていた時期がありました。

 雪が融けても外を走れないストレスもゴールデンウイークには何とかフラットペダルで走る事で、少しずつ解消されて行きました。通勤用のMTBやグラベルロードはフラットペダルでしたから、骨折明けのリハビリには丁度良い感じだったのです。
 ただ、回復が進みケイデンスが上げられるようになってくると、どうしてもビンディングペダルが恋しくなったのですが、患部の浮腫みがなかなか改善しない為、ビンディングシューズが履けない時期が続きました。浮腫みが牽いてからも、ビンディングを外す時に足首を捻る動作が不安で、先ずは室内ローラーで脱着のトレーニングから始めることになったのです。
 私が初めてのロードバイクのTCR2にビンディングペダルを装着したのが2011の春でしたから、あれから13年という歳月が流れているのです。私はビンディングペダルはSPDという2つ穴タイプをずっと愛用しています。ペダルのメーカーや種類は様々あるのですが、ビンディンシューズは2つ穴タイプと3つ穴タイプの2種類です。

 シマノのビンディングペダルは2つ穴のSPDと3つ穴のSPD-SLの2種類、LOOKやTIME、SPEEDPLAYなどは3つ穴のシューズが必要になります。勿論、メーカーによってシューズに取り付けるクリートは違いうのでさらに注意が必要です。

 私はレース志向が無く、のんびりとロングライドを楽しみたいタイプなので、最初から歩き易いSPDペダルを選びました。ペダルを決めるとシューズも自ずと2つ穴のものに限られます。SPDペダルはSPDペダル最軽量のPD-A600を選びました。当時SPD-SL用のPD-6700でも314gでしたから、PD-A600の286gは魅力的だったのです。今でもSPDペダルの最軽量モデルはPD-A600の後継PD-ES600です。シューズはシマノのSH-M087のWサイズでした。

 SPDペダルはMTBやグラベルで使用されることが多いので、ロードやツーリング用のペダルの種類は少ないのが残念です。クランクブラザーズなどはさらに軽量なSPD用のペダルをラインナップしていますが、踏み面が小さいのでロードバイクで思いっきり踏み込むとシューズがぐらつくのが難点です。これはシマノのMTB用のSPDペダルでも同じです。
 
 
 



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ツール・ド・フランス2024を振り返る(7)

2024-11-09 09:23:06 | ツール・ド・フランス
 ツール・ド・フランス2024の2週目は、ツールらしい平坦コースで、予想通りのスプリント勝負になりました。勝ったのは1週目が振るわなかったやスペル・フィリップセンでした。昨年のマイヨヴェールは1週目に進路妨害で降着処分を受けるなど苦しみます。6月に2028年までの契約を延長して臨んでいただけに、予想外の結果でした。今年のさいたまクリテリウムにも参戦していましたが、流石に真直ぐ走っていました。
 休養日明けで逃げも生まれず、淡々としたレースでしたが、これが私が且つて観ていたツールのレース模様なのです。途中何度も寝落ちし、結局、ゴール前だけ観てTVを消すというのが、ツールの平坦ステージの決まり事だったのです。

 この日はファンデルプールの牽引から解き放たれたフィリップセンが圧勝しましたが、降着の影響が大きく、本人もマイヨヴェールではなくステージ優勝に切り替えているようでした。
 第11ステージはヴィンゲゴーの復活に湧きました。ポガチャルがアタックし、一度は30秒以上のタイム差が生まれたものの、ヴィンゲゴーがしぶとく食らい付き、ゴールスプリントでポガチャルを下して見せたのです。今年4月に大怪我を負ったヴィンゲゴーが97日振りの復活勝利に涙を流したのです。

 4月のバスク1周の集団落車で骨折に加え肺の損傷に見舞われ、ツールの参戦すら危惧された状況からの勝利ですから、ヴィンゲゴーの喜びは格別なものだったのでしょう。それにしてもポガチャルがゴールスプリントでヴィンゲゴーに負けるというのは衝撃でした。
 昨年の悪夢が頭を過りましたが、マイヨジョーヌの表彰で表彰台に上がったポガチャルの姿を見て安堵しました。何かを食べながら表彰台に上がったポガチャル。おそらく、補給の失敗があったのでしょう。まあ、ガス欠状態でスプリント勝負に迄持ち込んだポガチャルはやはり強かった。昨年は一機に遅れ、取り返しの付かないタイム差を付けられてしまったのですから。
 ポガチャルはその反省から、補給を科学的に分析し、意識的に必要な補給を取ることを心掛けていたようですが、このステージは最後の補給を忘れたというのです。ジロ・デ・イタリアでは沿道の子供に補給のボトルを手渡す余裕があったのですが、この日はヴィンゲゴーの猛追が焦りを生んだのか、珍しくミスをしてしまったようです。

 このミスがあってもヴィンゲゴーに奪われたタイムは僅か1秒。昨年のロズ峠でヴィンゲゴーに5分45秒もタイム差を付けられたことを考えれば、ひとつのミスで1秒というのはポガチャルにとっては幸いでした。ただ、ミスをすれば確実にタイムを失うことは実感したと思います。
 ポガチャルの強さの秘密のひとつがこの修正力でしょう。昨年もロズ峠の大敗の後、第20ステージでは復活勝利をしているのです。補給に注力するようになったポガチャルは今のところ無敵のようです。ツールで総合優勝出来なかった時期も含め4年連続世界ランク1位で、今年は断トツでしたから、今後はポガチャル1強時代に突入するかもしれません。
 



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