ホイールを換え、タイヤを細くし、路面抵抗を軽減できたとしても、フラットバーハンドルによる空気抵抗だけはどうにもなりません。個人的にはレボシフターの内側にバーテープを捲き、風の強い日はそこを握って乗っていましたが、所詮付け焼刃に過ぎませんでした・・・この辺りがクロスバイクの限界なのです。
TCRを購入し、初めてのドロップハンドルにも慣れてしまうと、ドロップハンドルがどうしてロードバイクに採用されたのかが良く理解できるようになりました。まずは長距離を走る時は、上ハン、ブラケットポジション、下ハンと持つ位置を変えることで乗車姿勢も代わり、腰や背中やお尻といった特定の部位にかかる負荷を軽減できるので疲れ難いというメリットがあります。そして、ドロップハンドルの最大のメリットは正面の投影面積を小さくすることで風の抵抗が軽減できることにあります。フラットバーハンドルなら結構キツク感じる4~5m程度の風ならほとんど気にならなくなります。流石に10mを越えるような風は応えますが、それでも距離の短い自転車通勤なら走れないことはありません。
TCRで自転車通勤を始めてから、自転車通勤がとても楽になりました。それも片道5kmほどの市街地走行で約15分という速度でです。ところが、昨年は雪は遅かったのですが、気温が低く路面凍結が11月下旬から始まった為、已む無く半月ほどTalonでの通勤となりました。Talonのおかけで、春は3月から自転車通勤も初められたのですが、改めてフラットバーハンドルは風に弱いということを痛感させられました。MTBですから当然タイヤも太く路面抵抗も大きくなる為、通勤時間は20~25分と大幅にかかっていました。それでも地下鉄で1時間程度の通勤を考えると半分以下の通勤時間になりますから、少々無理をしてみました。スパイクタイヤもあるので、今年は年内一杯の自転車通勤を考えているところです。
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