骨折で未だ外を走ることができず、今年は久々にロードレースをじっくりと見る時間が出来ました。これまでは、ジロ・デ・イタリアからツール・ド・フランスという期間に限られていたロードレース観戦でしたが、今年はあまり観なかった春のクラシックレースから見ています。春のレースで緑は少ないですが、やっぱり欧州のロードレースの風景は美しい‼
ジロやツールのようなステージレースでの総合優勝争いなら、UAEチームエミレーツかヴィスマ・リースアバイクが圧倒的に強いのですが、モニュメントと呼ばれるワンデーレースではアルペシン・ドゥクーニンクの強さが際立っているのです。特に今年はミラノ〜サンレモをヤスペル・フィリプセンが、ロンド・ファン・フラーンデレンをファンデルプールが優勝しアルペシン・ドゥクーニンクが2連勝でパリ~ルーベを迎えるのです。
今夜始まるレースを前に、J-Sportsオンデマンドでロンド・ファン・フラーンデレンを全て見返しました。6時間を超えるレースを見続けるのは結構大変です。グランツール等は途中寝落ちすることも少なくありませんでしたが、3週間も続くグランツールと違い、ワンデーレースは落車は勿論、一度のパンクでも着順が大きく変わってしまうので、寝るに寝られず…
270kmを超える距離を僅か6時間程で走り切るなんて、私のようなホビーライダーには夢のような世界です。平均速度は45km/hにもなるのですから。それも最大勾配が20%を超える石畳の登りもあってのものなのです。
昨日迄はファンデルプールの連覇が濃厚とみていましたが、レース後のインタビューの姿を改めて見たら、シクロクロスをフル参戦し、春のクラシックをここまで走って来た疲労が結構あるのかもと思ってしまいました。これで、トム・ボーネンやファビアン・カンチェラーラと並ぶロンド3勝目を挙げることになったので、チームとしてパリ~ルーベはロンド不参加だったヤスペル・フィリプセンがヴェロドドームでのスプリント勝利を狙っているのかもしれないのです。実際にミラノ〜サンレモではファンデルプールはフィリプセンのアシストをしているのですから。
ファンアールトやヴィンケゴーといった有力選手が落車による骨折で不参加なので、アルペシン・ドゥクーニンクがどちらで勝ちに来ても優勢には変わりはないのです。ただ、有力選手が出場しないことで他チームからのマークは厳しくなるのは間違いがありません。ロンドでもチームのアシストがバラバラにさせられていたのです。自力の差でコッペンベルフからの独走での勝利となりましたが、パンク等の機材トラブルを考えると、アシストの働きが重要になるのがパリ~ルーベというレースなのです。
ちなみにAmazonPrime会員ならJ-Sportsが2週間無料で見られますので、ロードレースに興味のある方は、是非、試聴してみてはいかがでしょう?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます