
サイクルグローブは手に伝わる衝撃を吸収し、ハンドルの滑りを防止し、落車時に手を保護する大切なアイテムです。 手の疲労を軽減したりグリップ力が落ちているときのサポートになったりするので、特にロングライドには欠かせません。

そんなサイクルグローブですが、最近はプロの選手が使用しないケースも増えているのです。これは路面のコンディションを敏感に感じ取りたいと考える選手が増えていることも影響しているのではと考えています。勿論、バーテープ等の進化で素手でも滑り辛くなっていることや、バイクの進化で振動吸収性が高くなって来ていることも影響していると思っています。

これはあくまでも技術の高いプロ選手だから出来ることで、私のようなホビーライダーが真似てはいけないと思っています。ロードバイクに乗る時は必ずグローブを着用することは安全のためだと考えるようにしています。手が滑って落車の原因になったり、落車した際に地面に手をついても、擦過傷や切り傷から掌を護ってくれるからです。
普段は素手のプロ選手も雨の日や寒い日は必ずサイクルグローブを着用しています。雨の日に素手では流石に滑り易くなることや、雨で濡れて指先が冷えることを避けるためです。春先のヨーロッパのレースではフルフィンガーのグローブが使用されることも少なくありません。

私もロードバイクに乗り始めた時からサイクルグローブを使用しています。バイクがアルミだった頃は振動吸収性の高いクッションが付いたタイプを使用していましたが、フレームがカーボンになるとアルミの時とは比べ物にならないくらい手に伝わる振動が軽減されているので、むしろパッドの無い薄手のグローブを選ぶようになりました。

加えて、最近はマジックテープの無い、手首までしっかりと隠れるタイプを好んで使うようになっています。これは、齢を重ねるにつれ、皮膚が弱くなり、日焼けが気になるようになっているからです。個人的には真夏でも冷感タイプの長袖のアンダーウェアとレッグカバーが不可欠になっているのです。普通のグローブではどうしても手首の一部が露出し、日焼けの痕が残ってしまうようになってしまったのです。

そこで、昨年から手首まですっぽりと覆うタイプのグローブを使うようになりました。この手のグローブは薄手の素材で出来ているので振動吸収性はありませんが、滑り止めや怪我防止には十分です。おまけに手首まですっぽりと覆ってくれるので、日焼けの心配がなくなりました。
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