明日21日から始まるUCI2025シーズンの幕開けを告げるツアー・ダウンアンダーがいよいよ始まります。既に女子のレースは終わっており、今年はEFオートリー・キャノンデールのノエミ・リュエッグが総合優勝を飾っています。
EFオートリー・キャノンデールはEFエデュケーション・イージーポストの女子チームです。勿論バイクはcannondaleのSupersix EVO。今年はチーム創設10周年を記念した新たなデザインを施されたバイクでの勝利でした。それも、勝敗を大きく分けるウィランガヒル(全長3.6km/平均7.1%/最大14%)の登りゴールで勝利しているのですから、今年もSupersix EVOの山岳ステージでの活躍が期待できそうです。
EFはエスティバン・チャベスをエースに留目夕陽、ルーカス・ネルーカ、クリチャン・ファンデル・リー、ベローキ・フェルナンデス、マックス・ウォーカー、アラスター・マッケラーという7人で挑むようです。
ただ、今年の注目は何といってもUAEチーム・エミュレーツのニューバイクY1Rsの走りだと思っています。コロナゴ初となる本格的なエアロロードがワールドチャンピオン・チームにどのような結果をもたらすのか?ポガチャルの名前はありませんが、昨年はポガチャルのWツール参戦でUAEツアーでエースを任さることになり、不参加だった一昨年の覇者ジェイ・ヴァインをエースにマルク・ソレル、今期から新加入となったジョナサン・ナルバエス、期待の若手パブロ・トーレス、牽引役としてトラック出身の選手を揃え優勝を狙って来ます。
最終的にはエースのジェイ・ヴァインの状態次第かもしれませんが、新加入のナルバエスの走りや19歳のパブロ・トーレスの走りにも注目です。昨年はいきなりステージ優勝を飾ったアイザック・デルトロの例もあります。
勝敗を大きく左右するウィランガヒルは5日目に登場します。それまではスプリンターが活躍できる平坦コースが多いので、大きなタイム差は生まれないのが例年の流れです。昨年の覇者スティーヴン・ウィリアムズ(イスラエル・プルミエテック)も参戦しますが、今年はUAEだと予想します。昨年はポガチャルのWツールのために、チーム全体でもスタートが遅れた感じがあったUAEですが、今年はポガチャルがUAEツアー参戦が既に決まっているので、メンバーの仕上がりも早いはずです。
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