札幌のキノコ仲間の母さんが、明日こちらに、ウドを採りにきたいとのことで、今朝は6時に起きて、下見に山に行ってきました。
先日タラの芽が大量にあった場所に直行しました。時間の経過を考えると、丁度いい大きさになっている筈です。
タラの木は相変わらずそこに有りましたが・・・・、先端などについている筈の新芽が・・・・ありません。見事に殆ど無くなっています。どうも、その見事なまでの採り様や、全て根こそぎ採らずに、何個かは残していたりする所を見ると、プロや業者の人なのか、もしくは、山菜に詳しい方のようです。
奥に行っても状況は変わらず、フキやウドも採っているようです。フキは普通、一株に3本生えています。真ん中の真ん丸い中ブキは、柔らかく身崩れしやすいので、基本的には採りません。その中フキを残して、両脇の三日月っぽいフキを採るのですが、それも太い方1本だけにしています。山菜はなんでもそうですが、根こそぎ採ってしまうと、翌年からは採れなくなってしまいます。食べ頃の物を、少しずつ広く採る事が、みんなが長く楽しめる事にもなるので、とても大事です。
この見知らぬ方も、そこは良くご存知のようで、フキは、外フキが一本だけ採られていました。
更に奥に行くと、タラの芽が少し残っていました。ウドもまだ出始めのが、そこかしこに有ります。ウドはもう一週間ほど、待たないと駄目かもしれません。土を起こした日当たりのいいところにウドは出ます。同じ所に、なんとワラビがあるではありませんか。太くて柔らかめなので、少し頂いてきました。日当たりのいいところなので、長け(たけ)は短めです。30センチも40センチもあるワラビを採るには、笹藪で探さなければなりません。何でも良い物、おいしい物を採るには、多少苦労をしなければなりません。
明日が本番なので、余り採る訳にもいかず、下見というのも難しい物です。
場所を変えてみると、タラの芽がびっしり。こちらには来ていないようでした。ウドはやはり、まだ出始めです。10センチほどのウドが、列を成していました。明日はこちらに案内した方が良さそうです。
帰宅すると、母さんから連絡が入っていました。「明日は、ニセコに行く事になったので、キャンセルです」相変わらず、忙しいことで。次回に案内する事になり、少し良かったかな、とも思いました。
遠くて、ひだがハッキリしません。時期的にはヒラタケもありますが、色からすると、カワウソタケかもしれません。
こちらは、紛れも無くアミガサタケです。気持ち悪くて、採った事も、食べた事もありませんが、本によると・・・生食では中毒するが、ゆでると、弾力が出てしこしこした歯ざわりがあり、バターを使って煮込むといい。味区分は・・・驚きのA。信じられません。誰がなんと言おうと、私は食べません。