教室の生徒様の中には、医療関係の方や自営業を営んでいらしゃる方も多くいて、それぞれ大変そうですが、横瀬の携帯に、社交ダンスの同業の先生からも連絡があり、助成金や家賃の問題など相談を受けたそうです。
ひろみです。
自分も、やれることは、できるだけ頑張ってやってみようと思っていますが、所属している日本ボールルームダンス連盟から、新型コロナウイルス蔓延防止策としての休業要請とそれに伴う休業補償等について政府から出されたものに関して、お知らせとして公式サイトより出ていましたので、【リンク先を下記の画像に埋め込んでいます⬇︎】
https://www.jbdf.or.jp/news/1275fb7091c5503f9f2f1e7b49f6b3957db69127.pdf
私、個人の意見としましては、社交ダンスの多くの先生は、個人事業主の方が多く、会社として経営していらっしゃるお教室も、多くが中小零細企業であり、大企業のようなわけにはいかないと思います。【教室経営されていらっしゃる先生は、きっと家賃に苦しんでいると思います。多くの他の業界も大変だと思いますが、（大家さんも、大変だったりしますが）家賃交渉されてみて下さい。】
教室を経営されていらっしゃる先生、スタジオ勤務の先生、公共施設等でサークル活動をされていらっしゃる先生、いろいろな社交ダンスの関わり方が有ると思いますが、イベント自粛は必須だとわかっていても、どの先生も正直痛いと思います。
また、生徒様のレッスンも5月6日以降も、多くならない可能性が高いので、社交ダンスレッスンをやめる先生や閉鎖する教室も出てくると思います。【もうすでに、コロナの影響で辞められた先生もいらっしゃいます。】
助成金交付に向けた署名活動を行っている業界もありますが、署名活動する、しないは別として、オンラインでの会議は、可能だと思いますので、日本ボールルームダンス連盟、できれば、社交ダンス業界全体でも、意見交換する場があっても良いのではないかと思います。【私もそうですが、社交ダンス業界はITに弱い先生がわりと多いと思いますが、緊急事態だから、そんな事言ってられません。】
また、私の住む福岡市では、夏の伝統行事【博多祇園山笠】が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、どんたく【博多どんたく港まつり】に続いて、今年の夏は見送りされることが、決定されたようで、太平洋戦争で中断し、1948年に復活して以降初めてとなるそうです。
世界でもっとも有名な社交ダンスの競技会、約100年の伝統を誇る全英選手権（ブラックプールダンスフェスティバル）も延期、日本の社交ダンスの競技会も中止やダンスパーティー・イベントも次々中止されていますが、このまま長びくと、本当に戦時中と同じように、社交ダンスの経営・レッスンを続けていくことができない教室・先生が出てくると思います。
日本の社交ダンス業界も、日本舞踏教師協会が1930年 玉置眞吉先生のもとに発足して、戦後、1947年 敗戦の混乱が続く中、日本社交舞踏教師協会が新たに発足した歴史があり、戦時中と同じで社交ダンス協会のメンバーの仕事がなくなれば、協会の会員もへり、極端に言えば、協会の存続も危うくなるのではないかと思います。
そこで、行政だけでなく、ＪＢＤＦ（財）日本ボールルームダンス連盟、九州ボールルームダンス連盟でも、会員の年会費等、協会でストックしているお金を、コロナ対策として有効活用していただきたいと思います。
最後に、毎年約300万人の人出が見込まれている博多祇園山笠は、櫛田神社の奉納神事で、1241年に疫病退散を祈ったのが起源とされ、国連教育科学文化機関（ユネスコ）の無形文化遺産に登録されていますが、【疫病退散を祈ったのが起源であるのに、中止になったら…】そんな話を、先月、横瀬先生と若い競技選手との３人で話していました。
新型コロナウイルスに打ち勝つために、疫病退散を祈って博多祇園山笠を、なんらかの形で行って欲しいと思っていましたが、振興会は疫病退散の神事については、７月１５日に関係者のみで行うそうなので、残念ですが、よかったです。どうぞ宜しくお願いします。
