LightWave 3Dのプラグイン「TransMotion Utilities Pack」とスクリプト「LightWave to AfterEffects」 について、気がついた点をメモしておきます。
<カメラのモーションについて>
2本のソフトは、目的は同じでも方法は異なります。
POIcam (TransMotion Utilities Pack)は、「目標点」(Point of Interrest)でカメラの向きを変えています。
LW to AE は、X・Y・Z回転で方向を決め、AEのカメラの「目標点」は「位置」と同じ値にして利用します。
<物理演算の回転で問題発生>
3Dソフトでは、重力、風の影響を受ける、物理演算を動きに加える事ができます。
キーを手動で入力するのとは異なり、機械が自動で計算してキーを入力します。
例として、平面に スピンさせる物理計算をして出力してみると、LWでは 普通に回転していますが、After Effectsにモーションパスのデータを入力すると、異常な動きとなっています。
インポートした数値を見ると、TransMotion3D(TransMotion Utilities Pack)のデータは、LW の回転角度と一致しています。
LW to AE のデータは、おかしな数値になっています。(Null のデータを使った試験方法が悪かった可能性もあります)
データが合っていても、AEでは再現できない回転なのかもしれません?
14,15フレームのデータは下図のようになっています。
手動でキーを入力する場合は、このような 回転角度でキー入力は しないので、大丈夫だと思います。
位置については、今のところ 不具合はないので、十分使えます。
<グラフ編集で回転を修正する>
グラフを使って、手動で修正すれば、ほぼ解決できます。
LW のグラフ編集で、今回のデータは下図のようになっています。
キーを編集する作業については、こちらの記事を参考に → リンク
今回の場合は、15フレームからのキーを削除し、新しいキーを入力します。
Bank(Z)回転のキーを削除
Bank と Pitch(X)回転 は、最初から最後まで 同じ数値で、Heading(Y)回転を角度を増していけば、元の回転と同じようになります。
下のグラフは、キーをベイクした後の状態です。
AE上で、3Dレイヤーを回転させた Before After
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