大同マルタ会

大同マルタ会の方々が自由にこのブログに集い、会員の思いや写真などを思い存分に披露できる開かれた広場にしたい。

踏んだり蹴ったり

2013年04月28日 | エッセイ

悪いことって重なるものですね

大同マルタ会があり少し体調が悪いが、酒を飲まなければ大丈夫だと高を括って参加しました。

案の定、熱は出るは、咳は出るは、体はだるいはですっかりダウンしました。

救急車を呼ぼうと思いましたが、団地の中なので我慢して、翌朝家内に連れ添われてタクシーで病院へ

急行しました。病院ではレントゲン撮影の結果、肺炎と診断され、即入院。肺炎は今回で2回目。

連日点滴攻めでした。それを見ていた家内も風邪をひいてダウン。

娘から電話があり、彼女の亭主が脊髄に膿が溜り、救急車で入院。寝たきりになりました。

娘が家にたどり着くと、小学校から電話があり孫娘が流感で強制自宅療養となりました。

お互いが見舞いにも行けず、ただばたばたするだけでここ二週間が過ぎていったのでした。

                                                  座敷童子でした

 


エッセイ 「雨ニモマケズ」

2013年04月28日 | エッセイ

雨ニモマケズ

三月八日、大丸京都店へ「宮沢賢治・詩と絵の宇宙」を見て来ました。

 「雨ニモマケズ、風ニモ負ケズ、雪ニモマケズ、夏ノアツサニモマケズ、一日四合ノ玄米ト少シノヤ

サイガアレバヨイ」

 賢治は人間も自然の一部だと人間の奢を戒めている。それを動物の目線・気持ちで訴えている。

 「注文の多い料理店」の解説を読んでドキッとした。毛皮の人と白熊とのやりとり、自然の中で人

と動物、動物同士、花、木々、風、土、太陽、星、月、等々、賢治は動物の目線で三百六十度、俯

瞰している。生まれる二カ月前にはマグニチュード八.二、亡くなる半年前にはマグニチュード八. 

一の大地震と津波に襲われています。まさに天災と凶作との戦いだったそうです。

 今回の三.一一の大地震と大津波、それに賢治の知らない原発事故を起こして、いまだ終息出 

来ない状況です。絆を口で言っているが、ガレキの受け入れが出来ていません。

 風評被害もあっちこっちで起きている。

 「一日四合ノ玄米ト少シノヤサイガアレバヨイ」。私たちはより豊かにより便利にと突き進んで

来た。そして原発事故という、歴史上最大の人災を起こしてしまった。

 賢治が生きていたら原発はなかっただろう。

                                      平 正次郎さんのエッセイより