リハビリを始めてからひと月半経ちました。
またまた驚きの連続でした。
この8年間歩くのにどうしても右足を引きずって歩いていました。
右足が鉛の様な重いものを付けられている感覚でした。
歩く距離はせいぜい500mから1000mで、それを超えることはできませんでした。
歩きたくても足が言うことを聞いてくれません。本当に悲しいことです。
今までリハビリで大分良くなってきたので何か方法があるのではないかと思いました。
そこで先日セラピストの先生に相談を持ち掛けると、快く「やってみましょう。」という返事でした。
早速翌日からビデオ撮りから始まっての僕の歩行分析が行われました。
その結果大腿部の動かし方に問題があることが分かったそうです。
ベットに横たわり大腿部を健常な左足のように動かすイメージを右足でもやる演習をしました。
それは、たった5分か10分程度の練習でした。特別苦しい練習でもありませんでした。
頭の中のイメージと、口で言葉に出し、動かなかった足をセラピストの先生リズムに乗せるだけでした。
そのうち右足は独りでに軽く動くようになりました。
僕は常に頭の中で足の動きをイメージしていました。
ベットから降りて床の上で歩行の様子をビデオ撮りしました。
歩いている時、右足は左足より軽く感じ、ふらつくことも無く、足を引きずることもありませんでした。
すぐビデオを再生して、練習の前後を比べて見ました。
本当に変わっていました。18年前に戻ったようで、僕は身震をしました。また魔法に掛けられました。
セラピストの先生には心から感謝の気持ちでいっぱいです。
家に帰ってから、いつもの散歩のコース4kmを一気に歩いてみました。
途中休んでいた道を休憩なしで歩くことが出来ました。右足はもう鉛ではありませんでした。
この魔法何時までも解けないで置いて欲しいと思いました。