その日は昨夜から湖南地方も20センチを超える大雪で
自転車ではリハビリには行かれませんでした。バスで行くべく守山駅に向かいました。
東口のエスカレーターを昇ったところで車椅子に乗った娘さんが
一所懸命車を動かそうと頑張っていました。
手も不自由と見えてなかなか動きませんでした。周りには誰もいないし、
東口にはこの時間乗り降りの乗客もほとんど通りません。
困っているんだと思い声を掛けました。
西口のタクシー乗り場まで行きたいということです。
私もそこまで行くので押して行ってあげましょう。
良いですよ一人で行けますから。まずは丁寧に断られました。
ご遠慮なさらずに私もそこまで行きますから。
そこから改札口の前を通って、タクシー乗り場の上のエレベーターの前に来た時、
私は点字ブロックに躓いたか滑ったかして、顔をコンクリートの床面に打ち付けました。
メガネが飛んだところまで覚えていました。
どうしました?大丈夫ですか?しっかりしてください。救急車呼びますか?
何人かの人たちが私の顔を覗き込んでいます。
脳しんとうを起こしたのか、何が起こったのか皆目分かりませんでした。
車いすの娘さんは?大丈夫ですか?私は咄嗟に彼女を守ってから倒れたようです。
ああ良かった。娘さんにお詫びをして、私はバスをやめてタクシーで市民病院へ。
CTを撮って診てもらいました。脳は大丈夫ですで、安心しました。
それから鏡を見ました。
顔の目の周りかまるでパンダかお岩さんの様になっており、
腫れが出て傷むので氷で冷やして寝ましたが、一向に治りません。
後日再び市民病院へ、そして又CT撮影。医者は大丈夫内出血していません。
脳も大丈夫。
何かあったら病院へ来なさい。お大事に!
余計なことをしたのかな?気を付けなければいけなかったのかな?
そんなものか、大変なお正月でした。
座敷童子