アフリカを彩った日本製カンガ(中央公論)
久しぶりに『大同コレクション』の話題を紹介します。今月発行された「中央公論-7月号」に、国立民族博物館の準教授鈴木英明先生が寄稿された『アフリカを彩った日本製カンガの旅』の中に大同が載っていました。
「大同染工ノ20年」から大同の写真が 2枚掲載されています。カンガの紹介ではいつもすっかりおなじみの、塩田さんと並んだ大きいカンガロールの1枚と、もう1枚は、出来上がったカンガ・ワックスを女性たちの手作業でする仕立台の風景です。巻頭のカラー写真に大同染工製と記入されたカンガの写真もあります。
本文の中身を一部転記します・・・関西には(カンガの)デザインをプリントする工場がいくつかあり、そのうちのひとつが京都の大同染工だった。最盛期の1960年代半ばにはカンガも含めアフリカ市場向けに月産200万メートルを製造。この頃が日本製カンガの全盛期で、現地消費量の90パーセントが日本製であった。・・・
今も、アフリカの衣装について話が出る時、必ず大同染工の名前がでてきます。皆さんも気がつかれたら、ご一報下さい。
東山十条90