松脂とは少し異なりますが、太平洋戦争末期には
石油の供給を断たれため、そに代わる代替燃料として、
松の根を粉々に砕き、揮発させ、松根油を作ることが
国家レベルで推進され、実際に行なわれていました。
しかし、200本の松(樹齢10年以上)を使って、戦闘機を1時間飛ばす。
と言う実用には向かないものだったようです。
今で言う、バイオマスエネルギー(バイオ燃料、エコ燃料)の先駆け
…にはなっていませんが、当時としては画期的な技術だったのかも知れません。
バイオ燃料の原料と言うと、トウモロコシ、サトウギビなどがあり、
バイオ燃料に使用される作物への転作が行われたことにより、
世界的な食料穀物不足が起こっています。
実用化にはまだ到らず、研究段階ですが、米であったり、海にあるワカメ
などもバイオ燃料への転用にむけて研究が進められています。
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今日8時の気温は12度。天気は晴れ。