海外協力隊への応援歌

青年海外協力隊はじめJICAボランティアを心から応援しています。
2010年1月帰国、イエメン、青少年活動隊員より

コーチング

2006-04-16 | business
 ちょっとしたきっかけがありワンタイム・コーチングを申し込んだ。事前に状況を求められたのでワードで2枚程度にまとめて送っておいた。今週水曜に30分、電話でコーチングを受ける。ずいぶん前からコーチングというものに興味はあり、一度受けてみようと思っていたのがたまたま今になっただけで、別に特別な進歩や劇的な変化を期待しているわけではない。どんなものだろうという好奇心で、今回の目的もコーチングを受けてみることなので電話をかけた時点で目的は達成する。あまりに気軽に申し込みをしたので電話をかけるのを忘れそうなのが心配だ。

 将来的に自分はどうしたいのかがあまりにたくさんありすぎてコーチングを受けてもおそらく答えは出ないだろう。また、現状忙殺されておりそれなりに楽しんでいるが、これが続くと頭が麻痺することに問題意識を持っている。が、これは乗りかかった船企画が3つばかりいっぺんにやってきているからであって何とか駆け抜けるしかない。できるだけ効率的に優先順位をつけて、と、コーチングを受けなくてもやるべきことは見えている。

 などと考えながら、でも、もしかしたら、コーチングにより自分でも思いもかけないような展開が引き出されるかもしれないと、少し期待しているところがなくもない。乞うご期待。電話するのを忘れませんように。
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部下に伝えたいこと

2006-03-23 | business
 「あなたが部下にいちばん伝えたいことは何ですか」というコーチングの質問を読んだ。その人がなんと答えていたか忘れてしまったが、私なら「仕事の面白さ」だな。仕事がおもしろくて休みが惜しいというほどの醍醐味を味あわせてあげたい。会社生活もそろそろ17年目、面白い仕事をさせてくれた過去の上司たちの恩を次の世代に返せたらいいな。
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キャリアウーマン

2006-03-19 | business
 金曜、いつもの後輩のうちの一人ととなりの部署の後輩と焼肉へ行った。他愛もない会話の中で「すてきなOL」と言ったら、となりの部署の後輩が「私たちはOLじゃありません。キャリアウーマンです」

 誇りを持って仕事をするのは大切だけれど、私はどうもこのキャリアウーマンという言葉にためらいがある。私はキャリアウーマンを目指して仕事をしてきたわけではなく、これからもそれを目指すつもりはない。というより、どうして働く女性にキャリアウーマンとそうでない人の区別をつけなくてはならないのかがどうしても理解できない。社会に出るまで学校の中では完璧に平等だった男女、一人ひとりがどうして会社に入ったとたんに区別をされなくてはならないのだろう。

 「腰かけ」というつもりで会社に入る女性がいることは知っている。が、その女性は「OL」で、そうでない女性は「キャリアウーマン」と区別することに何か意味があるのだろうか。「腰かけ」予定だったOLに仕事の楽しさを教えることができるのが会社だろう。「腰かけのつもり、だんなさん探しのつもりで会社に入ったけどなんだか仕事おもしろくてとまらないわ」、そんな思いもかけない人生の展開を与えることが会社にはできるのだ。

 もともと男性と同じ立場で会社に入ること以外の選択肢は自分の中にはなかった。が、一般職だの事務職だの、地域限定社員だの、どんな呼び名かは知らないが、そういう心積もりで勤めはじめた女性たちと総合職と言われて勤め始めた自分に違いはないと思っている。というより、違いのない会社にしたい。全員キャリアウーマンになれというのではなく、仕事に対するスタンスの違いを広く許容して、キャリアウーマンとOLというような画一的なわけかたをしなくてよい会社に、それぞれの持ち場で能力を十分に発揮して思い切り仕事のできる会社に。せっかく会社に入ったのだ、仕事は時として苦しいがそれを乗り越えるエキサイティングな感覚、自己を実現できる喜びを人生で一度くらいは味わってもいいだろう。
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出張

2006-03-01 | business
 出張に行くことになった。昨年11月に出張してからずっと気になっていた市場だ。久々に営業に出ることになってから、未だに営業スタンスが確立できていない。どこまで体力を使うか、時間を使うか、どんな成果を出したいか、矛盾の調整に心を決めかねている。無理をすると続かない。それは自分だけでなく、次の担当者にも負担となるしその前に会社が迷惑だ。適正に働いて適正な成果を上げろ、というのが会社の命題で、無理をしろとは言っていない。

 予算はそんなに非現実的な数字ではない。昔、はなから無理な予算を与えられていた頃を思えば、きちんと考えて組み立てて予算をきっちり上げていくという楽しみのある状況だ。次に伸ばしていく基盤づくりの計画も今年組んでみたので、これはみんながハッピーになる計画だし、たぶんうまくいくだろう。

 海外営業ではそうそう市場にも行けないから事前準備が成果にそのままつながるのだが、今回は少し一人で歩いて市場の可能性を見ようと思う。日本人は労働していないと仕事中に遊んでいるようでうしろめたい。今回の市場は本当は一回思い切りあそんだほうがいい市場だ。部下が担当したら1週間くらいあそんでくるように指示するんだけどな。消費の現場を見るにはあそばなくてはならないといううれしいような困ったような商品なのでまじめな日本人にはちょっとつらい。

 とりあえず、行ってきます。
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役割分担

2006-02-16 | business
 今日、後輩2人に2時間、別室にこもってデータ整備をしてもらった。絶対必要なことだったが、地道な「作業」、その間私は自席で別の仕事をし、作業に加わっていない。電話番を兼ねていたとはいえ、半年前なら自分でやったであろう作業を他人にやらせて自分は別の仕事をするとはなんとまあ偉そうに。チームの成果が出たとしたら、それは自分の力なんかじゃない。後輩2人はどんな気持ちで作業をしたことだろう。

 必要なことで、だれかがやらなくてはならず、時期的に今が最適だと以前から計画してあったことではあった。集中できるよう、別室も用意した。はじめる前に意図や意義も話をした。賢い後輩たちだからこのくらいのことはお茶の子歳々、効率的に確実にこなす、どうってことない作業だったと思う。実際、出てきた質問も的確で彼女たちがよく業務と内容を理解していることがわかる。と、わかっていても「人をつかうな」「自分のことは自分でやれ」という、小さい頃から受けてきた教育にそぐわないことをした、という気がして苦しい。

 いつまでも、いっしょに作業をする立場にいることはできないのだ。そうしていられたら気持ちは楽だがそれでは違う給料をもらっている意味がない。後輩のしてくれた仕事が最大限の効果を上げるよう、今すすめている計画を完成させるのが私の仕事なのだな、きっと。

 ぴよぴよ管理職はみな、こんなことで人知れず自己内矛盾に悩むものなのだろうか。
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月末締

2006-02-05 | business
 月初は前月の〆を行うので若干ばたつく。1箇所いつも請求書の整理がうまくいかない工場があり今回は別件も重なって後輩がひとりうんざりしていた。

 数量はあってます、と上げてきた一覧表は請求書と注文書の番号が合っていない。その面倒さは私もやったからよくわかるが、これでは絶対2~3ヶ月後に全部やりなおすことになる。

 「数だけでなくすべての書類を番号順にそろえて合わせて説明してください。このままだとチェックができないよ。」

 かわいそうだと思いながらやってもらった。これが面倒に見えて一番確実で速い方法なのだ。自分で一覧表を作成しておくか、よほどきちんとしたメモを残さないと、請求書の一部のみ支払とこちらの注文書の一部出荷と得意先は全数受け取っていないとか、とにかく今回は記憶だけで来月まで覚えておける細かさではないと見た。

 だんだん煩雑さの原因がわかってくれば、解決策を考えるようになる。先に手を打ったほうが自分が楽になることもわかってくる。それまでは、面倒に見えるためスキップしがちな手続きを強制という形ででもやってもらうしかない。あとで修正するのはたいへんだから、という理由を言ったところで体験したことがないからわからないだろうし、残念ながら会社にはそれを体験させている余裕はない。

 その後後輩は番号を合わせ、計上を終えた。自分で表もつくって説明してくれた。面倒だったことだろう、よくがんばったね、ありがとう。
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資料のチェック

2006-02-05 | business
 後輩の上げてきた資料を見るとたいてい1つか2つは気がつき指摘して直してもらう。直してくれればそれでいいのだけれど、続くとどうして気がつかないのかな、と思うときもある。私もよく指摘されたし今でも初稿でOKが出ることはほとんどない。上司はずっとそんな思いをしながら見てくれていたんだなということがようやくわかるようになった。親の心子知らずならぬ上司の心部下知らず。

 他人のつくった資料は間違いを見つけやすい。なぜだかわからないがおそらく視点が若干違うのだろう。

 小さい頃から100点ばかりとってきた人のほうが少ないのだから、資料の第一稿に間違いがあるのは仕方がない。こうしてチームで補いあって完璧にしていくのが会社なのだろう。会社の仕事は時間との勝負でもあるから注意は必要だが慎重になりすぎる必要はない。資料はできるだけ間違いはしたくないという適度な緊張とプライドと、最後はチェックをした上司の責任だという大胆さを持って作成してくれればそれでよい。

<後日補足>
指摘して直してもらっていたのは数字の間違い。感覚や嗜好で資料を修正させていたわけではない。
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スタンス

2006-01-26 | business
 会議のあと、後輩二人が質問をしてきた。一人は、「なぜ、最初から赤字の予算を組んでいる地域があるのですか?」「うちの部の売上を全部あわせても○○県より少ないのはなぜですか?」もう一人は損益分岐点がわからなかったらしく「このファイルがどこにあるか教えてください。計算式を見てみたいので。」

 最初の後輩の質問には答えてしまったが、「どうしてだと思う?」と聞き返すべきだったなあと反省。もう一人の後輩は、自分で計算式を見て計算自体は理解したと思うが、損益分岐点がわかったかどうかは怪しい。きかれたとき思わず「一冊会社の財務の本読んだら?貸してあげようか?」と言ったら「そうですね」と笑っていた。事務職と思って入ったからといって会社生活6年以上損益分岐点を知らずにすごせるとは、日本の女性に対する会社の期待度の低さをよくあらわしている。彼女がいつまで勤めるかわからないし、損益分岐点を知ったからといって何がかわるというのだろう、いやかわるよ、かわる。

 このくらいの初歩は、知っているのが当たり前で教えようと思うこともなかった。自分はどうやってこれを知ったのかというといつの間にか勉強していただけで教えられた記憶はない。ふと、女性が事務職と思って会社に入ったら自分で勉強する内容に入ってこないのかもしれないことに思い至り、ショックを受けた。

 彼女に貸してあげる、と言った本を家に帰って探したが、さすがにそこまで初歩の本は引越しを繰り返すうち実家にでも置いてきたか古本屋に売ってしまったようでちょうどいいものがない。まずはちょっと損益分岐点からははずれるが、漫画の「会社法」という本でとっかかりにしてもらってあとは週末に本屋で見てこよう。

 しかし、彼女までビジネスマンにする必要があるのだろうか。が、この機会を逸したら、当分彼女が財務の勉強をすることはないだろう。そして、彼女が仕事を続けるという選択肢を選ぶことになったとき、事務職からはじめるしかなくなってしまう。事務職がわるいというのではない。数字にも弱くはないし、彼女は自分の中にある可能性を知ってもいいと思う。その上で事務職を選ぶならそれでよい。

 最初の後輩は、自分で米国公認会計士の資格をとろうと勉強している。損益分岐点はおそらく勉強をはじめた最初の2~3日で学んだことだろう。彼女の場合、まだ勉強している内容と実務がつながってきていないが、そのうち1つつながりはじめたらあとは相乗効果でどちらの理解も一気に深まることだろう。そうしたらもう、私の教えられることはなくなるかもしれない。

 能力的にはそんなにかわらない二人が、仕事をはじめたときのスタンスでこんなに違うのかと興味深いが、男性だったら片方のスタンスはあり得ないと思うとおそろしくなる。
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南アフリカ

2006-01-21 | business
 先週、南アフリカに商品のサンプルが届くはずだったが、クライアントからヨハネスブルグの空港でなくなってしまったとメールがきた。「恥ずかしい。ヨハネスブルグに到着した記録は残っている。トランジットのとき空港職員か税関職員が盗ったに違いない。かかった費用は全額補償してもらうよう必ず交渉する。」

 南アフリカは割とまともな地域だときいていた。が、まあ商品のサンプルが無事に届かなくたって驚きゃしない。空港職員や税関職員が盗ったとしても世界の半分はそんな国だ。サンプルがなくなったというメールがきたときは、やっぱりな、と思った。もう一回送れと言うんだろう、その手にはのらんぞ、次のサンプルは買ってもらう。よくある話だ。

 結局、サンプルが小さかったため、ヨハネスブルグの空港の倉庫の隅に置き忘れられていただけらしく、輸送業者の担当が見に行って無事見つけ、ケープタウンへ転送したようだ。来週会社へ行ったら配達完了通知がきているだろう。

 メールの相手はマイク。彼の「恥ずかしい」発言と、南アフリカがなくなった品物について全額補償するようなモラルの通用する国であるということに驚いた。彼はきっと若いんだろう。空港で荷物がなくなってしまうことに怒り、ほかの国に対して恥ずかしいと考えるなんて、なかなか世界に通用する常識人じゃないか。見直した。

 彼とのメールのやりとりには以前から一種すがすがしいものを感じていた。が、だまされていないとも限らないので、まだ完全に信用はしていない。残念ながら、世界と取引するときには、完全な信用というのは有り得ない。今回も、とにかく初回の売買取引を完了して、ビジネスのできる国であることを示してほしいと願っている。そうやってどの国も一歩ずつ信用力をつけていくのだ。

 今はまだちょっと青くさいけど、このマイク、立派な商人になれるような気がする。
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誰でもやれる仕事は誰の仕事か

2006-01-12 | business
1.「誰でもやれる仕事は自分の仕事ではない」(自分にしかできない仕事をするのが自分の仕事)
2.「誰でもできる仕事は自分もできる」(できるだけ管理職も含めみんなが自分でやる)
3.「誰でもやれる仕事はやりたくない」(1の本音)
4.「誰でもできる仕事は手のあいている人がやる」(それはあなた?それとも私?それは基本的に私、申し訳ないがたまに助けてもらわないといけないことがあります。もちろん私も喜んで手伝います)

 日本のすばらしさは4でもうまくまわるところにある、と思う。
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評価者

2006-01-04 | business
 昨年の評価の時期になり、後輩が評価シートをボスに提出する際、私にメールの写しを入れた。私には評価の権限はまったくない。ボスが後輩の仕事内容をすべて知っているとは思えない(その必要もない)から後輩の気持ちはわかるが、どうしたもんだろう。

 うちの会社の場合だけかもしれないが、評価は公平なようで公平ではなく、不公平なようで不公平でもない。言った者勝ちのようなところがあるのは確かで、お人好しは損をする。当然なのかもしれないが、理想の世の中は本当はこうじゃない。が会社は現実なので折り合いは自分でつけるべし。

 一生懸命仕事をし、やりがいも見出し工夫してやっている後輩たちに、優劣をつける必要があるのだろうか。低い評価をつける上司は自分の指導力のなさを露呈しているだけではないかと常々思ってきた。評価のしかたに関して、昔のボスたちにそのうち相談しなくてはならないときがくるだろう。

 私の場合、悪い評価でも必ずしもがっかりするのではなかった。いいに越したことはないが、やった以上の評価をほしいわけでもない。自己評価は120%(20%高くしがち)、他人の評価は80%(20%低くしがち)、ということもわきまえている。ただ、理由も言われずに低かったときにはやりきれない思いだった。理由がなければ次に上げようがない。

 人間だから、評価に好悪が入るのも仕方がない。女性だからと得をする人も損をする人も得をすることも損をすることもあるだろう。評価は動機のひとつにはなるが、いわゆる評定をされるためにだけ仕事をしているわけでもない。いずれ評価をする立場になったとき、私はどんな評価をするのだろうか。
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やる気

2005-12-23 | business
 同じような立場にある友人と会い、互いの仕事の状況などを守秘義務の範囲で話す。彼女の目下の課題はやる気のない部下たちにいかにやる気を出させるかということだと言う。長い間スポイルされ続けてやる気を失ってしまった部下たちは不幸だ。誰だって最初からやる気がなかった訳ではないだろう。

 なぜやる気がなくなってしまったのか。ばかな上司に当たってしまった可能性は大きいが、彼女の分析では部下が仕事に夢も希望も持っていないからだという。魅力的だと思われる課題を与えてみても、業務分担表にありませんから、とか私の仕事ではありません、と言って見向きもしない。が、能力もあり業務分担の仕事はきっちりやれるという。

 彼女の職場は女性の多い職場で、働き方を選択する際、昇進をあきらめるコースを選んだ人にこの傾向があるということだ。業務分担の仕事をきちんとやっていれば評価は並のままかわらず給料が減ることはない。「おいしい働き方といえばおいしい。」

 果たしてこれがおいしい働き方だと言えるだろうか。同じ給料ならやる気を出して楽しく前向きにやったほうが面白いだろうというのは良い子の意見でしかないのか。夢や希望は評価が上がるとか給料が上がるとかそんなところにしかないものだろうか。
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向き合うこと

2005-12-09 | business
 後輩から素朴な疑問や指摘がくると一瞬たじろぐ。自分も理解していないことも多く、考えたことがないようなことも飛び出す。曖昧にお茶を濁したり、大勢に影響がなければそのまま放っておいてもそれこそ大勢に影響はないが、今まで自分が尊敬できない上司はこういう対応だったことを思い出した。

 上司からの回答は、ごめん、わからない、でもよかった。大したことでない場合、自分でもそのことは判断がつくので、別にいつもいつも完璧に答えてほしいわけでもない。なんにしろ、曖昧に預かられると次の動きがとれないか、そらされたなという小さなストレスがたまっていく。

 どのような対応をしてほしいかは人によって違うだろうから、一概にどれが正解ということはない。わからない、と上司に言われたらいったいどうしたらいいの、と途方にくれてしまう部下もいるだろう。だれにどのように対応するかに定石があったら世の中の管理職はもっと気楽になるだろう。残念ながらない。ないからおもしろいとも言える。

 自分のスタンスとしては、「あ、まずい。」と思ったら、逃げない、きちんと向き合う。小さなことでも大きなことでもスタンスは同じ、と今のところのスタンスと決めた。

 「あ、面倒。」と思ったらそれは自分の仕事、というスタンスはいつごろからか決めている。スタンスを決めると仕事がしやすい。(スタンスはあるからといって縛られる必要はない。)いずれも低レベルなスタンスかもしれないが、なんだかちょっとは真実があるとも思っている。
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自由闊達

2005-12-05 | business
自由闊達、自由闊達な議論、なんていい響き!
How wonderful it sounds!
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コピー取り

2005-12-04 | business
 金曜の帰りがけ、後輩がなにか言いたそうにしているのでたずねると、何度か迷ったあとにある人からコピー取りを頼まれたことを切り出した。

 "If he is busy, it is OK. If not, I do not feel good."

 そりゃそうだ。その人が忙しいのか忙しくないのかは知らないが、コピーをとってもらっている間、所在なさげに雑談して待っていたのだろう。

 その場で、後輩にどう対処するかを答えてあげることはできなかった。上というのは一枚岩であるべきだと思っているので、後輩に対してその一致団結を疑わせるような発言をするのがためらわれたからだ。こういうときにきっぱりと善後策を提示できるようになりたいものだ。それから何時間も、きのうも、次にこのようなことがあったらその人に何と言おうか考えた。

 今のところ、うちのチーム3人はくそ忙しいので、その人がくそ忙しいのでなければコピーはご自分でとっていただきたい、と言おうと考えている。

 その場の状況でシリアスに言わなくてはならないのだったら、コピーをとるのにやぶさかではないが、この忙しい中、こちらに頼まなくてはならない理由を説明してほしい、と言う。「理由の説明」はこの件を相談した友人からの助言だ。

 「ただし、」理由が何であれ、もし、その人が自分でコピーをとる時間があるのだったら、他人に頼まず自分でやってほしいと言おう。だれでもできる仕事は時間のある人がやったらいい。それがチームワークというものだ。

 ここが日本の会社だから、というのはひとつの理由ではあるが、問題はそんなところにはない。要はその人が問題だ。うちの会社で他人にコピーをとらせている間、雑談して待っている人なんてほかにいない。他人にコピーを頼んでいる間、戦略を練っている人はいる。そんな人だったら申し出てこちらでコピーする。私の持論として、日本の企業では上司がコピーをとる時間がもったいないと考えているくらいだ。

 言い方って難しい。その人もコピーを頼むにあたりもう少し気を遣った頼み方をしてくれればよかったのに。

 ひとつ疑問なのは、後輩はたしかに部の中でいちばん年下だが、もし彼女が男だったらそれを頼んだろうか、ということだ。
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