海外協力隊への応援歌

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2010年1月帰国、イエメン、青少年活動隊員より

朝倉文夫 五典の水庭より

2006-12-25 | business
 ふとテレビをつけたら台東区の広報番組で朝倉彫塑館を紹介していた。朝倉文夫という彫塑家のアトリエ兼住居だったところで、その庭に配した5つの巨石に仁義礼智信についてこのように刻まれているという。

仁も過ぎれば弱[じゃく]となる
義も過ぎれば頑[かたくな]となる
礼も過ぎれば諂[へつらい]となる
智も過ぎれば詐[いつわり]となる
信も過ぎれば損[そん]となる

 手土産を断るのは、義に過ぎて頑なだったのではないか、お人好しは信が過ぎて損となっているのではないか。

 どこまでやったら「過ぎ」てしまうのかを見極められるようになることを老成というのではないかと思う。論語にもそんなくだりがあった。一生懸命やっていればよかった社会人のはじめの一歩を終えて、次の一歩ということだろう。

1/3追記:
論語を見てみたら、40歳で不惑、まずい、まだ追いついていない。「心の欲する所に従いて、矩(のり)を踰(こ)えず」は70歳、早くこの境地に達したいものよ。