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愛知県 豊田市博物館 常設展示

2024年11月24日 11時30分31秒 | 愛知県

豊田市博物館。愛知県豊田市小坂本町。常設展示。

2024年11月15日(金)。

 

12月8日(日)まで開催されている 開館記念展「旅するジョウモンさんー5千年前の落とし物ー」の会場を出たのが16時30分前で、外は暗くなりかけていたが、せっかくなので常設展示室も見ることにした。歴史系展示コーナーを眺めて、展示が少なく、歴史的解説もほとんどないことに驚いた。縄文・弥生・古墳時代の豊田市の概況がさっぱり分からない。松平氏発祥の地があるにもかかわらず、展示資料の1点のみ。戦国時代も松平氏と織田氏の境目の地域としての動きもあったはずだが、足助城や拳母藩なども全く展示に反映されていない。

酒呑(しゃちのみ)ジュリンナ遺跡は有名な遺跡なのでコロナ禍中の2022年ごろに見学しようとして、併せて見学しようとした博物館前身の豊田市郷土資料館が廃止されたと知ったので、博物館の開館を待つことにした遺跡である。

 

酒呑(しゃちのみ)ジュリンナ遺跡。豊田市幸海(こうかい)町ジュリンナ。

豊田市域としては最古の縄文時代草創期(約9,000年前)の遺跡である。豊田市東部,矢作川支流の巴川に注ぐ白山川中流域,標高約120mの北側の段丘上に立地している。

1959年(昭和34),宅地整地作業中に石器が出土し,1966年(昭和41)と1968年(昭和43)の2回にわたり名古屋大学考古学研究室が調査を行った。

出土した石器には,木葉形尖頭器(せんとうき)・有茎尖頭器・掻器(そうき)・局部磨製石斧(ませいせきふ)・石鏃(せきぞく)・砥石(といし:矢柄研磨器)・たたき石などがある。土器では,隆起線文土器(りゅうきせんもんどき:口縁部に粘土紐を何条かめぐらせ,そこに爪形の模様を施した深鉢形の土器。かつて縄文土器の中で最古のものと考えられていたもの)が出土している。

豊田大塚古墳。

豊田大塚古墳は,豊田市河合町1丁目に所在。矢作川右岸の台地南端にあり,直径約30m,高さ3.5mの市内最大級の円墳で,1969年(昭和44),県指定の史跡となった。

1963年(昭和38)に調査が行われ,全長8.7mの横穴式石室と,小さな竪穴式石室という二つの埋葬施設が発見された。横穴式石室からは,多数の須恵器や鉄製品,数百個の首飾りの玉などが出土した。中でも装飾須恵器は,器台と壷,坏を組み合わせたり,台付壷に小壷や人物・動物などの小像をつけたものもある。この豊田大塚古墳出土須恵器26点は,有力豪族の墓前祭礼用の器か副葬品として作られたと考えられ,出土の状況,遺存状態がよいことから国指定重要文化財になった。 大塚古墳は,横穴式石室の形状,須恵器の特徴から,古墳時代後期,6世紀前半に造られたものと考えられている。

藤山1号墳。豊田市加納町。

山ノ神古墳。豊田市渋谷町。

 

3分ほど見学して帰宅することにした。

愛知県 豊田市博物館開館記念展⑥祈りの土器 縄文時代中期の土器



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