不思議な事

不思議な事を目撃。

不思議な事を体験している所に遭遇しただけ。

ダンナ君のおばあちゃんが亡くなってから間もない時、確かまだお通夜の前の日だったんじゃないかなぁ。

ダンナ君と2人で、部屋で座っている時、
ダンナ君が急に
『何か話しして、何でもいいから』
って言い出した。

急に言われても、話しが思い当たらず、でも取り敢えず何か話しをした。

つぶってしまいそうな目を、必死で開けようとしているのが分かる。

顔色が悪い。

意識が遠のいてしまいそうな感じに見えた。

1分か2分かぐらいだったと思う。
その時はもっと長く感じたけど。

元のダンナ君に戻った時、
どうしたのか聞くと、

『目をつぶってしまうと、このまま意識がなくなって、開けられへんような気がしてん。
だから、何か話してもらって、気を逸らそうとしたんやけど。
俺には（私の名前）がいてるから、死んだらアカン、って思ってん。』

これは、おばあちゃんが亡くなった『その時』だったんじゃないかな。

って、2人で話をした。

そして、もう1つ。

ダンナ君の弟君の体験談。

弟君の奥さんの方のお父さんが先月亡くなった。

弟君は、お父さんからすごく慕われていたみたい。

ガンで亡くなり、最後は骨にまで転移し、お薬も効かない位、痛みは激しかったみたい。
その素振りはあまり人には見せなかったみたいだけど。

お父さんが亡くなったその日、急に体調がおかしくなったみたい。
ちょうどその時、ダンナ君と電話で話してたみたいやねんけど、
電話の向こうでは、息がしにくそうな、はぁはぁ言ってるような感じだったみたい。
これは後から奥さんから聞いた話しで、その時、全身の痛みを感じて、気も失ったって。

みんなとの話しの中で、お父さんの痛みを感じたんじゃないかって。
これだけ頑張ったから、もう向こうの世界にいってもいいか…のような。

兄弟で、亡くなった人の痛みを感じてる。
元々、霊感が強いんやと思う。
亡くなったおばあちゃんもそうだったし、色んな事を引き継いだ弟君だから、尚更かなぁ。

私はこの兄弟のとは少し違うけど、
自分の弟が大脳死でベッドにいる状況を感じた事がある。
でもそれは、そこに自分があてはめただけで、単に金縛りにあっただけかも。
でも、あの感覚は今でも忘れられない。

私は1人で昼寝をしていて、ダンナ君は隣りの部屋でテレビを見ている。

私が必死に話しかけようとしても、体は起き上がらないし、声も出せないし、目から涙が出ているような感覚がある。

ダンナ君に伝えたい事、いっぱいあるのに…、このままもう話されへんの？

って、感じた。
弟が天国へいってしまって間もなかったと思う。

ダンナ君兄弟とは違うけど、不思議な事って、やっぱりあるよねぇ。

弟君の奥さんは、お父さんが亡くなった時間帯に、奥さん兄姉3人に無言電話があったみたい。
お父さんは大手通信会社に長年勤めていたらしく、最後はその手段で知らせたんかなぁっていう話しをしてくれた。

不思議な事って思うのは、自分次第やと思うけど、どうしてもあてはめちゃうんよねぇ。

そういえばあの時…ってねぇ。