用之必勝!?

偏ってますけど、反面、何でも「あり」ってこってす。 ぽりしぃ薄いッスけど、とりあえず、「横浜」贔屓です。

原理主義者ってヤツは...

2009年05月21日 13時29分06秒 | ジジネタ
 与謝野財務相、23年度黒字化を断念 財政再建、「骨太」に新目標(産経新聞) - goo ニュース
 岡田さんが民主党の代表に落ち着いたところで、似たような話が、民主党からも持ち上がってたのかも知らんけど、数字積み上げて正確な現状把握に努めるのと、政治家が理念に基づいて将来的なヴィジョンを表明するのとが、とっちらかった挙句頓挫したように見える...。 あれだけ支持率低迷した中、出鱈目を重ねた補正予算組んでおいて、景気低迷から抜け出せないって『責任持って語る』って、俺らをモルモットか何かと勘違いしてるとしか思えない。 そも、その責任感とやらを堂々と表明するのであれば、改めて主権者たる国民に、選択の余地を与えるべく早々に下野する方向を模索すべきだろうに、政権に『しがみつく』姿勢だけ貫き通すって、国民なめるのもたいがいにしろと言いたい!!
 世界的な不況なんだから、GDPの落ち込みは政治家のせいに非ず!とでも言わんばかりのお歴々を眺めるにつけ、国家権力の中枢に位置した場合の既得権益の恩恵は、我々一般人には計るべくもなく、西松に絡んだ献金疑惑など、氷山の一角に過ぎないことを、改めて認識せずにはいられない...。 やっぱり、この程度の疑惑に右往左往するような政党にも、この先の日本は任せられないね。 補正予算の本格審議入りなどと、大々的に報じたマスコミに煽られるだけ煽られて、信憑性に乏しい世論調査結果などを振り翳して、代表質問の場に立つ面々の、何と貧弱で頼りなく映ることか...。 質問する方もされる方も、所詮五十歩百歩の域を出ない。
 認識に誤りがあるようなら、正して欲しいものだが、議会ってのは、何らかの結論を「決定する」目的があるのと違うのか? 与党が決めたことが、全てそのまま行政に反映されるのであれば、選挙が終わった時点で、次の選挙まで国会を開くこと自体が無駄だろう。 数の多少に関わらず、論戦が必要とされるのは、その結果、提出された議「案」に不備がないことの検証も「重要」だとする考え方に基づいていると考えていた。 権力への渇望からか、しがみつき症候群に陥った首相を見ていると、百年に一度の危機だから、何をやっても許されると勘違いしているようにしか思えない。 対峙する野党の論客とやらも、譲れない一線を明確にしないまま、政権交代が必要だとしかまくし立てないのだから、議論がどこまでいっても平行線を辿るのは当たり前だ。 結果、与党が出してきた穴だらけの政策とやらが、そのまま数の論理に押し切られるのだから、見ているこっちは気が気でない...。

 そうそう... 解散待っても、任期満了に流れる筋書きは、麻生おろしの風が吹き荒れる中、すぐに総選挙に打って出なかった時点で、すっかり組み上がっていたんだろうし、このことへの恨み節は、ブログへの投稿頻度が減る前から、封印しようと決めていたんだった...。 迂闊に書き始めると愚痴が先行するね...。 今回ネタとして取り上げたのは、写真のおっさんであって、国会論戦なんぞ、どーでもイイ話...。 言うまでもないが、補正予算は、衆院通過時点で、戻って2/3で再可決される段取りで決着済み...。 腸煮えくり返ったことを何度ここで言っても、各々「望ましい結果が出た時の世論調査結果」しか顧みない連中には、どこ吹く風ってなもんでしょ?

 とは言え、この期に及んで、改めて消費者マインドに冷風浴びせる行為に及んだよさののおっさんの行為は、流石に「理詰め」でしか、政策論議に及べないおっさんなりの苦悩があったようには思う。 評価できない話であっても、筋を通すことについては、どこぞの首班よりよほど信用できる。
 しかし、経済活動が、個々の人間の個性を度外視して語られて良かろうとも思えず、目標達成を「困難」とするは、主張する側の勝手とは言え、考えようによっては、危機なら危機なりの挙国一致も視野に入れるべきなのでは?と考えてしまう。 無論、過去の不幸な出来事を繰り返すことは受け入れるべくもないが、現状の「積み上げ」は、政治家として「無策」の誹りを受け入れたに等しいのではないかと思うのだ。
 バラ撒きであれ何であれ、政府が動けば、相応の効果は見込める。 問題なのは、それを如何に永続的に経済活動につなげられるか!?であって、これを行うには、話が元に戻ってしまうが『支持』の裏付けが必要なんじゃないのか?と、考える。 原理主義者が、こんな基本的な要素を見逃して...いやいや...見て見ぬふりして良いのか?と言うのが、おっさんに対する評価である。 今この時点で、現状を正確に語ることが『英断』ではない。 語ったことが支持に繋がる目算があると言うのであれば、是非ともお手並み拝見!といきたいところではあるのだが...。

新型インフルエンザ考

2009年05月21日 05時45分41秒 | ジジネタ
 感染女子高生2人の帰国後の行動が焦点…東京・川崎 (読売新聞) - goo ニュース
 WHOの対応はともかく、今回の騒動の日本政府の対応には『?』が残る。 まぁ厚生労働省なんぞという、言ってみれば防衛省に次いで「危機管理」色の強い省庁のトップに、パフォーマンス好きの人間あてがった現内閣の『落ち度』のようにも見えるが、本気で水際で止めるつもりでいたのであれば、体制が不十分に過ぎるし、ある程度入り込むことが織り込み済みであるならば、隔離措置等の対応が厳し過ぎる。 事実神戸じゃ発熱外来がパンク寸前の状態だし、対応する医者にとってみりゃ、新型である/なしに依らず、インフルエンザと知れて、タミフル等が効果的と分かってれば、OKって状態なんじゃなかろうか?
 新型の発生が確認された当時は、香港やら上海やらの知人に宛てて、問題ないかのお見舞いメールを送った記憶もあるが、現状、逆に彼らから心配される始末...。 こんな話は「誰のせい?」って責任追及するような話でもないので如何ともし難いが、新型が発生した時点で、研究機関が大騒ぎするのはともかくとしても、毒性その他の情報流通がままならない状態から、ある程度効果的な対策が知れるに至った状況推移を考えれば、政府が独り歩きし過ぎた観は否めないと思う。
 マスク/うがい/手洗いが効果的!!であるのは分かるが、特にマスク着用という点において、欧米人の無頓着ぶりは書くに及ばないだろう。 そもそも「文化」として定着しておらず、外見が「怪しい」と判断される行為に及ぶべきでないとする考え方すらある。 渡航先から帰国してきた知人等が、必ず最初に失笑混じりに報告するのは、マスク着用の上街中を闊歩しているのは、大抵日本人に限られている点だ。 にも関わらず一定期間を過ぎて世界四位の感染大国にまで上り詰め、首都圏に感染が確認されれば、更に増加の一途を辿ること「請け合い!」の状態にまで追い込まれてしまったのでは、笑うに笑えず、泣くに泣けない...。
 怪し気な考え方を弄すれば、民主党代表選に合わせて、与党が仕掛けた情報テロであるとする見方まである...。 NHKで投票前の候補者二人を並べた番組が、感染者確認の速報で寸断された事実が、この手の話の論拠となっている様子だが、対応を誤ると、こういったトンチンカンな論法ですら、妙に信憑性を帯びる点は、政府も肝に銘じておくべきだ。
 ついでに言えば、指揮系統が徹底していないのか、学級閉鎖に追い込まれた学生が、暇にまかせてカラオケボックスで過ごすという行為に及んでいる事実は、怒りを通り越して情けない気分にさせられる...。 マスクが購入しにくくなっている現状はともかく、ネットオークションで高値を付けているという話も情けなさに拍車をかける...。 どーも風潮として「自分さえ良ければ...」という考え方が先行しているように思う。
 怪しげな話や情けない話はさて置き、こうして確認されてしまえば、蔓延するのは時間の問題だ。 聞けば、今回首都圏で確認された事例は、最初の簡易検査に引っ掛からなかったとのこと...。 結局、政府の対応は中途半端で、無意味だったのだと認めた上で、冷静な対応が必要だろう。