東日本大震災から3週間が経ちました。
私の働いているビルは、バブルの頃に建てられたちょっと危ないビルでして、その恐怖については以前ブログで発表した通りです。
でね、実は職場の同僚が今日こんな事を言いました。
「地震酔いはずいぶん軽減されたけど、弱い余震でも長いと急に怖くなってじっとしていられない。家族で食卓を囲んでいても余震があると、一人だけテーブルの下にもぐったりするので、両親が心配している。」
どうも、ご両親が過度に怖がるお嬢さんの事を心配しているようです。
地震の後、職場の近くに勤める友人に色々話を聞きましたが、地震は勤めているビルの形状や建て方で揺れ方が違うようで、恐怖の度合いも違ってくるようです。
たぶん、同僚のご両親は、比較的揺れを感じないビルにいらっしゃったので(または、私達のいるビルが揺れ過ぎたのかも)、大きい地震だとは思ったものの、お嬢さんの怖がり方に納得がいかないのかもしれません。
会社では、少しでも揺れが長いと、上着を着て避難の準備をするのが普通なのですが、家だとそういう事も家族はしないし、親の目を気にして逃げる準備をせずじっと我慢していると、余計恐怖感が増すそうです。
もしかしたら、同じような経験をしている人が他にもいるんじゃないでしょうか?
地震の時の恐怖を家族があまり理解してくれない。
一人だけビクビクしているような気がする。
揺れてなくても、急に怖くなる。
余震が来る度に、何処かへ逃げたくなる。
もし、こんな風に感じて「私だけかも」と悶々としている方がいらっしゃったら、それはあなただけじゃないと言ってあげたいです。
怖かったら、怖いって声に出して言っても大丈夫ですよ。
ちなみに、私も上記の同僚と一緒に震災にあったので、揺れが大きいのも長いのも怖いです。
1人で怖いのを我慢しているより、怖いって口に出した方が楽になるし、同じように思っている人を発見する事も出来ます。
ぜひ、まだ地震の恐怖が抜けないと悩んでいる方がいたら、あなた1人ではないので、安心して下さい。
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ウチの旦那は震災の日に大阪に出張していたので、今回の地震の恐ろしさを知りません。
なので震災の後2~3日は、この同僚のように余震の度に上着を着て鞄を持つ私を少し引いた目で見ていました。しかし、たび重なる私の行動で、震災の恐ろしさを推察してくれたようで、一緒にヘルメットを作ったり、防災袋の準備や、いざという時の逃げる準備を手伝ってくれるようになりました。
今でも我が家の玄関には夜逃げするんじゃないか?って位に避難袋や余裕があったら持ち出す食料の袋なんてものがずらっと並んで置いて有ります。もちろん手作りヘルメットも・・。
先日宅急便のお兄さんが、荷物を届けに来てその状況を見て驚いて帰って行きました。
もう少し余震が落ち着いて、心の整理が出来たらこの荷物を片付けようと思います。でも、まだ今は片付けられません。