ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

四国絵の展示会に向かって26

2023-03-25 20:54:00 | 旅行

展示会に向けての下調べ旅行で、
愛媛県に来ています。

しまなみ海道を越えて
今治と西条市などのお寺
4寺を回り終えました。

今日の宿はここから少し西の方に
行ったところにある松山市内の
ビジネスホテルをとっていますし、
その周辺に確認しておきたいお寺が
2寺ありますので旅行初日の夕方前に
そちらも頑張って
回っておくことにしましょう。

最初に行こうと思っているのは、
第50番繁多寺です。
では引き続き安全運転で向かってゆきましょう。

この寺は松山市の周りの住宅街を走り、
すこし標高も高くなったところにありますね。
少し郊外的な道をチョロッと
回ったところにあります。



もうソメイヨシノじゃないけど、
桜も咲いていますねえ。



以前来た時には、池の写真なんかも
とりましたが、結果的に寺の前に
建てられている50番札所の
道標を絵に描いています。



これはねえ立派な石造で、
彫りも深くなかなかなものなのです。
ここにこれを立てた時の気持ちまで
伝わってくる気がします。

首藤さんと立派な道標やなあ
と話した覚えがありますね。

今回行ったときも、
重厚な存在感を放っていました。
やはりここの絵はこれでいいのかなあ
と思いつつ、なんか春色の寺の中に
入ってゆきます。

静かに本堂もありますが、
あれ?他のお寺とちょっと違う
景色がありますよ。



お寺の前に、千羽鶴が多く
つるされているのです。



横にあった看板を見ると、



東日本大災害にあわれた人のために
ここへもってきてつるしている
ようにも思えます。
う~ん、この景色も捨てがたいですねえ。

道標か千羽鶴か。

これは検討しどころですねえ。
ただ千羽鶴は色とりどりできれいなんですが、
さほど長期間の存在感もありません。
今度ここに行ったら、
もうないかもしれませんしねえ。
むつかしいなあ。
ここはまあ帰ってから
じっくり考えていくことにしましょう。

一回のせわしない旅の中で、
一か所でじっくり考えるには、
ちょっとそれぞれに課題が多すぎます。
とりあえずはお参りもして、
そんな課題をメモにしながら、
旅を進めていく必要があるでしょう。

では次の第53番円明寺を
目指してゆくことにしましょう。

道標の建っている場所の近くの駐車場を出て、
しずかに車を走らせてゆきます。



途中道後温泉も通りながら、
松山市の繁華街も抜けて、
お寺に向かってゆくのです。

松山市の北の方にあるこの寺なんですが、
実は今回一番行きたかったところなんです。
以前の絵を見ると、
墓石が一本立っていますね。



そうこれは、キリシタン信者の墓なんです。
墓石はそれとなく十字架を表しています。
この寺は行基が開基したそうです。
それを空海が巡錫し整えたんだそうです。
寺内に残る四国巡礼最後の銅の納札札、
そしてこのあたりの節分は
福は内、鬼も内と唱えるそうです。
そもそもすべてを受けとめ
受け入れるという空海の広い心が幸いして、
江戸時代にこういう墓も
作られたんだろうと言われています。

空海さんはすごいですねえ。

そんな歴史を物語るこのお墓ですから、
他もいろいろながめましたが、
doironにはこれを上回る特徴は
見つけられなかったです。
なのでこの寺の絵は、
以前に描いた絵をそのまま使いましょう。

さあこれで、今回愛媛に来て
そこの特徴を描いたつもりの
自分の絵について考えようとした
お寺参りは終わりです。

今回は6寺回りましたね。

巡礼で回る四国は「お四国」と
いわれるそうですが、
今回の「お四国」はこれで終わり。
ここからは「四国」ツアーが
たっぷり始まるのです。

続く


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