久保惣記念美術館の
一番奥にある展示室に入ってゆくと、
女性が一人座っています。
まあさほどお客さんが来ないところですから、
じっくり本を読んだりしていますね。
ここでは簡単な有償ボランティアを
募集されていますね。
クーラーの快適に効いた部屋で
じっくりと自分の時間を過ごしつつ、
たまに仕事をする人には
ぴったしなところですね。
doironも暇ならこういう
ボランティアもいいのですが、
いかんせん忙しいです。
まあこんなおっさんは
こういうところには似合いませんけどね。
さあでは展示された絵を見て回りましょう。
展示した絵にはナンバーと
解説のボードが貼られています。
東京方面の方がわかい番号ですから、
その順番通りに見てゆきましょう。
東海道を江戸から京を目指すわけですね。
今回展示されているのは
浮世絵ですからみんな貼り絵ですね。
空の青い色がきれいですねえ。
それにしても、こんなにたくさんの
色を貼り絵で作っていくって、
すごいですねえ。
描いた人もすごいのですが、
版元の貼り絵を作っていく人も
とても大変なんでしょうねえ。
絵はご上洛時の絵ですから、
たくさんの武士の歩く姿が描かれて、
その周りに地域の名所がかかれています。
江戸の河岸やお寺なんかが描かれています。
残念ながらもちろん写真はあきませんので、
じっくりと目に焼き付けてゆきましょう。
たくさんの武士の姿も
いろんな姿に次々に絵が
変わってゆきますが、
遠近感についてはみんな上手に
描いていますねえ。
写真にとれなくて残念ですが、
まあ仕方ないですね。
歌川広重系統の絵ということなんですが、
どれもまだ見たことのない絵でした。
江戸方面の絵にはところどころに
富士山が描かれて見ごたえがありますし、
また絵の中には鳥居がうまく
描かれていたりしますねえ。
斜めから見た鳥居。
画面を横切るように大きく描かれた鳥居
の部分部分がきれいに描かれています。
そして見ている絵は
どんどん西へ移動してゆきます。
「権太坂」なんて箱根駅伝で
よく出てくる地名ですね。
そこから小田原や三保の松原もあり、
掛川、天竜川、名古屋と続いてゆきます。
大津から京都になると
みたような景色が目に入ってきます。
「淀川」なんてすべて歩いたので
なんか懐かしい感じがしますね。
また宇治からなんとこの後、
みんなで宴会しに行く
紀州加太浦の絵までありました。
そんな名所風景の絵が、
三か所の展示室にずらっと
並べられていましたよ。
じっとみてたら自分も旅しているみたいです。
満喫しましたね。
時間をかけているので
管理の人も大丈夫かなあと
見に来たくらいです。
今から160年前に、
様々な視点で趣向を凝らして描いた名所風景を
じっくりと眺めてきました。
この美術館にはほかの展示コーナーに
洋画も多く描けられています。
モネやピカソまであるんですよ。
なんかもう違和感を抱くほど
立派な絵がここにかけられています。
いやあほんといいところです。
孫の面倒を見ている友達には、
ここは超おすすめにしました。
皆さんも一度行かれてはどうですか。
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