昆陽池の周りは、
昆陽池公園として整備されています。
所々にいろんな施設が置かれており、
その一つの広場で阪神淡路大震災の
追悼集会が開催されました。
でもまあ早朝の集会なので、
人の世が動き始めるころには
もう終わりかけです。
車が乗りこんで撤収が始まっています。
公園の周りのベンチには、
もう少し余韻を味わう人も
いるかもしれませんが
にぎやかに作業が行われています。
そうかあ、もうここでお祈りするところは
ないのかとちょっとがっかり。
そしたらまあこの公園を歩いて
次に神戸に行くかあと歩こうとすると、
公園の片隅に火がともっています。
献灯台のようだ。
「阪神・淡路大震災・・」と書かれてあって、
貴方の思いを灯してください
と書かれています。
火がついているろうそくの周りは、
溶けた蝋だらけ。
朝から多くの人が、
ここに火をともしたんでしょう。
doironもお祈りしていきましょう。
気がついたら慰霊碑が何本もたっています。
この追悼の場からもこの地域が受けた
阪神淡路大震災の影響は
とても大きかったことがわかります。
では昆陽池の周りをまわってゆきましょう。
遠くには昆陽池の昆虫館の
屋根なんかが見えています。
みちの周りの木には、
種類を示す木札がついている。
これなんか「かくれみの」という名前です。
パッと見たらサルスベリみたいに
つるつるした木ですが、
葉っぱが大きくて隠れ蓑につかえるような
木ですからこんな名前です。
そしてここは見事な竹林。
そんな自然の多いところを抜けていきますと、
目の前に昆虫館が現れます。
二回ほど入っていますが、
大きな蝶が温室の中を
飛び回っていたりします。
印象に強く残っているのは、
ガラス窓の向こう側に
ミツバチが巣をつくっていて、
見事なジオラマを作っていました。
外から見た感じではそんな蜂の巣は
今はないようですね。
昆陽池1周をそんな風に
キョロキョロしながら歩きました。
時間はほぼ1時間。
5千歩くらいの散歩でした。
さあ、次はここから神戸に向かいましょう。
西宮方面に向かってゆきます。
途中でお腹がすいたので、
うどん屋さんに入りました。
いただいたのは、
お蕎麦とおでんとおにぎり。
ビールがあれば最高なんですが、
車なのでこれで大満足です。
西宮から神戸の方へ。
先日写真の展示会を見に行った近くを通り、
震災復興の公園を目指します。
でもねえくるまで神戸の街を
走っているだけで、
1月17日の雰囲気がそれとなく
伝わってきます。
まちが何となくまあ静かなんです。
いろんな人の思いが、
町の底に沈殿しているんでしょうねえ。
歩く人々は、何かそういう慈しみに
あふれているように見えます。
東公園に行き、置かれているろうそくには
みんな字が書かれています。
「絆」や「生」や「希望」など。
僕だったら何を描くかなあ、
きっと今なら「命」だろうな。
あの震災から29年。
その間にdoironも失っていたかもしれない
命をもって、今は人生をとても楽しんでいる。
しっかり生きていくことの大切さを、
追悼の旅から学ぶというのも
変な話ですが、まあそういうモノですよね。
そんなことを感じながら
追悼の散歩を終えた一日でした。
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