さて以前から行きたいなあと思っていた、
四国の香川県の一人旅に
ようやくぶらっと行ってきました。
ここに行きたいなあと思っていたのは、
四国八十八ヵ所を周った時に、
ツアーなので寺の近くにある
見どころスポットには
行けなかったところがいくつかあって、
それが悔しかったなあ
ということがひとつあります。
また、もともとあまり観光地として
取り上げられることの少ない所なのだが、
新聞の見所案内やテレビの旅番組で紹介され、
面白そうなところもたくさんあるじゃないか
と感じたことも理由としてあるのです。
ではここに一人旅で出かけてみるかと、
ネットで宿を検索し、
即申し込んで出かけて行くことにした。
もちろん車での旅だ。
まあ時間的に余裕のあるおっさんの
気ままな一人旅なんですが、
タイトルは「同行三人」にしています。
普通、遍路の旅で「同行二人」と言えば、
本人と弘法大師の二人を意味し、
常に弘法大師があなたに同行している
という意味を表します。
これはとてもありがたい言葉に思えますよね。
あなたはいつも孤独じゃないよ
と支えられているようなそんな感じ。
でもねえこの「同行二人」は
大勢で旅しているときでも
「同行十人」になったりせず、
やはり「同行二人」なんですね。
あなたという存在は弘法大師と
共にある世界にいるんですよといういみで、
大勢の人がお互いに支え合って
生きてるんですよと言う意味じゃ
ないんですよ。
これは人間のあり方に至る
高貴なお言葉なんですね。
でも心配はいりません。
まだまだ我々は世俗の固まりの中で、
いろんなことを楽しみ
いろんなことに悲しむ
哀れな存在です。
5人だったら5人で同じことをして楽しむ、
10人だったら10人でにぎやかに
生きるそんなおっさんですから、
同行三人も三人でいる様に
楽しむという
そんな旅をなんだということなんです。
では三人とはだれか、
今回の場合の旅は、
弘法大師とこのあたりを
何度も一緒に旅した
亡き首藤さんを表しています。
ところどころで彼らに導かれて
楽しんだというそんな旅に
なったのでありました。
では、愛車に乗って出発してゆきましょう。
かつて行った四国八十八ヵ所の旅は
すべて淡路島経由の旅でした。
今回もそれと同じように、
明石海峡大橋を渡ってゆきます。
そうそう途中、この淡路島でも
気になることがありましたねえ。
ひとつは、昔たこ釣りに出かけたときに、
近辺を歩いた淡路島の観音像が
解体されることになり、
今はどんな状態なのかということと、
淡路島の高速道路の脇に
弘法大師?像が立っていて
それがいつもお遍路さんを
出迎えてくれる象だと
バスガイドさんが言ってたことがあります。
ツアーでこのあたりを通るときは
それを眺めながら
いつも首藤さんと手を合わせていました。
そこがどんなところなのか、
いつかここに行って会わなくては
とずっと思っているところだったのです。
今回も車でそばをとおるときも、
ずっとそれらを気にしていました。
でもねえ運転していますから
じっくり目を凝らしてみる
わけにはいかないのです。
観音さんについては
それでもそれらしく見ることができました。
まだ周りに足場が組まれている
なんてことはないような感じでしたね。
だけど大師象については大きな
池の側というだけで
場所も詳しくはわからないし、
ナビで池の側を通るごとに
確認したけど、結局は
よくわかりませんでした。
ツアーのバスだと座席の位置が
高いのでよく見えたけど、
乗用車だと道端の植物に
隠されてあまり見えないようですね。
結局わからないまま、
道の前方に鳴門海峡大橋が
見えてきました。
また別の機会に大師象を探して
訪ねていくことにしましょう。
続く
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