ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

doironアトリエだより13

2024-04-27 20:50:21 | お絵かき

今回、新聞に掲載されることになった絵について、
ちょっとまつわる話があるので書いておこう。

その絵というのは、大根が
畑に植わっている絵がメインだ。

この絵を描こうと思ったのには、
三つくらいの経過がある。

その一つ目は、漬物を付ける
漬物樽を描いたことがある。
友達が体を壊し、なかなか思うように動けない。
そんなときに体と相談しつつ、
マイペースで過ごせばいいよ
という感じで
「いい塩梅で暮らしましょう」
というハガキを書いたことがある。



うん、樽も頭の中で想像し
描きだした絵なのだが、
まあそこそこの出来栄えだ。
自分の頭の中にある樽って
なんか変な違和感もありつつ面白い。

その横にきゅうりの漬物などの
絵も添えたのだが、
ここに沢庵など大根の絵も
描きたかったのだが、
そこはまあテーマと違うので
あえて頑張って書かなかったのだ。

ここで一つ大根にこだわったことが
なんとなくあったわけである。

次に、じゃあもう一つ大根の絵を
描いてやろうと、ネットで
色々見ていたら、
大根を藁で順番に並べて
干している写真に出くわしたのだ。
これは面白いなあ。
干しても干してもなくならない思い、
なあんてのを書いて添えれば
絵つぶやきになるぞとひらめき、
作品を作り上げたこともあった。

これでまあ大根が一つ絵になったのだ。



そして次に思い浮かんだのが、
18切符の旅行をしている時だ。

畑に大根が植わっていて
その姿が面白かったのだ。
昔から、畑に大根が実っている
姿というのはなんかとても面白かった。
地面から大根の葉が出ていて
それを引っ張り上げたら
地面の中から白い大根が
ずっと出てくるそんな姿を
イメージしていたのだが、
歩きながらよく見ると
大根の白い部分が地面の上に
ニョキッと出ていて、
その上に葉がついているという姿だ。



まるで地面に大根を投げつけて
突き刺しているような感じである。

これを何とか絵にできないかと、
旅の電車に揺られながら
ボーっと考えていたら、
いい言葉が浮かび上がった。

そう、地面に突き刺さっている大根には
まだまだのびしろあるよなあって感じだ。

一緒に旅行しているおっちゃんに
そんな思い付きを話したのだが、
もう一つぴんと来ないようである。

ボーっと外を見ながら
そんなことを考えてるのかよっていう
感覚を持っているようだった。

で、ある日、あののびしろの絵は
もう書いたの?っと聞かれたので、

「ああもう描いて新聞社に投稿したよ」
なんて話をした翌日のことだ。
新聞社から電話があって、
掲載されることになったよというと、

「構想していたところから知ってるなあ」
とえらく感心されていたものだ。

日常生活の中で、そして
友達との付き合いの中で生まれた
大根というテーマが、完成した絵つぶやき
のテーマだなんてまあ、
絵手紙だって友達との付き合いの上に
成り立っているんやなあと思うと、
感慨もひとしおなのであります。


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