お散歩をしながら、楽しんでいます。
まだ気候が暑かったから、
近辺だけやけどね。
でもこれから秋にかけて範囲も
広がってゆくでしょう。
それにしても大体近辺の歩いて
楽しそうなところは
ほとんど歩きましたねえ。
そんな時は道標や石など
過去の遺物なんかも探しながら
歩くこともおおかった。
まだまだ探せばそういうところも
出てくるんでしょうが、
初めてのところとなると
かなり限定されてきます。
そんな中、最近散歩に対して
少し違った思いが、
自分の中に生まれてきています。
それはお絵かきの素材探しです。
最終的には、散歩や旅の中で
景色をサラッとかけるように
なればいいんでしょうが、
なかなかそこまではいきませんね。
とりあえずは、あ、これを描いてみよう
と気になったものを、
写真に撮ったりしながら、
雨の日にそれを描くなんていう日々が
少しずつ始まっています。
先日は、ひっつき虫の絵を描こう
と歩きながら考えました。
熊野古道を歩いているときには、
歩く場所によっては「クモの巣注意報」
なんかを自分の中に発令して歩いていましたが、
ひっつき虫についても同様に、
「ひっつき虫注意報」や
ひどい時には「ひっつき虫警報」を
出して歩いたりしていました。
まあ種類で言うと
「アメリカセンダングサ」や
「オオオナモミ」「メナモミ」が
多かったですね。
あ、「ヌスビトハギ」も対象でした。
いわゆるそんな「ひっつき虫」と
いわれる植物を、絵にしてみるかと、
先日ちょっとさびれた公園なんかを
歩いているときに思いついたのです。
ええ年をこいたおっさんが、
なんてのんきやねんといわれたら、
返す言葉もありませんがね。
まだ実際にひっつき虫が
はびこっている時期では
なかったのですが、
歩きながら自分の本能が
それを避けるように歩いているから、
まあそののんきさにも
年季が入っています。
散歩から帰ってから、
自分のメモに「ひっつきむし」とかいて
壁に貼り付けておきました。
デスク横の壁にはいろんなメモが
張られてあるのです。
さあて、では絵にしてばえるひっつき虫
はというと、やはり「オオオナモミ」ですね。
これは昭和初期に日本に入ってきた
帰化植物です。
もともと日本には「オナモミ」
という植物があったのですが、
これがもう東北以外では
ほとんどみられることがないそうです。
このオオオナモミというのは
接着力も強く、子どもの頃には
投げ合って遊んだりしたものです。
これを描いてみましょう。
考え方としては、どんどんくっついてくる
ひっつき虫に、やれやれと
つぶやく絵がいいでしょう。
ではズボンのすそにくっつけて
みようかと考えてみました。
まあ今風にジーンズのすそに
くっつけるのがいいかなと思い
書き始めると、意外にズボンを
描くのもいろいろとむつかしいのです。
柔らかさ感を出さないといけないし、
色合いだって難しいから、
練習用のスケッチブックで
いろいろと書いてみた。
テクニックがあれば、少し穴の開いた
ジーンズなんかもいいのだが、
それはまた次の機会に練習してみよう。
とりあえずジーンズぽく
描けるようになったので、
でははがきに描いてみましょう。
まずはズボンの輪郭を描いて、
そこにオオオナモミを貼り付けます。
そのあと色を塗ってゆくのですが、
ひっつき虫を意識しすぎて
ギクシャク色を塗ってしまったら、
ジーンズらしくないので要注意です。
繊細に、でも大胆に着色してゆきます。
そうしてできた絵に、
言葉を書き入れます。
ちょっと文字数が多いかなと
思ったのですが、まあこれで
ひとつの作品にしておきます。
自作のカレンダーに
掲載することにしましょう。
散歩して絵を描いて、
こうしておっさんはのんきに
生きているのです。
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