18切符をもって65歳も上回ったおっさんが、
東海道を東へと旅しています。
まあ数字のチグハグ感や
「東海道」の歴史観も全く無視した
お気楽旅なのであります。
京都を出ると、乗客も一気に減りますね。
席も二人掛けの席に二人のおっさん
という状態になりました。
ああ、もうこれで電車の片隅に
高齢者極楽席の誕生です。
ハスの花の座布団が欲しいくらいです。
そして朝も早いというのに、
電車で旅となるともう
六角精児並にアルコールと
景色三昧の時間が始まります。
まあ呑むのはdoironだけですけどね。
三角老児と呼ばれそうです。
電車も草津を過ぎたくらいから、
一気に田舎の電車になります。
窓の外には、滋賀県の琵琶湖周辺の
伸びやかな景色も広がってゆきます。
この辺りを18切符で旅するのも、
もう5回目くらいですね。
前回は清洲城とかに行きましたし、
そのずっと前には余呉湖に行きました。
あの時は窓の外の景色も
彦根くらいから雪景色でしたねえ。
今回はまださほど雪もありません。
関ヶ原あたりはゲリラ雪かなあ
とか言いながら、おっさんの旅は続きます。
誘ってくれたNさんは、
仕事でかなり長い間名古屋に
いたこともあったそうです。
今日はねえ、熱田神宮の蓬莱屋で
ひつまぶしを食べようとか、
トヨタやノリタケの記念館に
行こうなどと計画を話してくれました。
いいじゃないですか。
いろいろと検討をしてくれていたんですねえ。
彦根を過ぎたらまず車内の
トイレに行っておきましょう。
米原の乗り換えでは、
トイレがとても混むことが予想されます。
それにここでの乗り換え時間は3分
ですから車内で済ませておかないといけません。
トイレのある前の方に向かうと、
車内はさらにすいていますね。
18切符で新快速に乗るときは、
前方の車両がよさそうです。
やがて米原に電車が到着。
さすがにここまで来ると、
天候は弱いみぞれのような感じです。
ここで大垣行の電車に乗り換えます。
うまい具合に席が空いていましたね。
優先座席ですが、まあこの年ですから
そこに座っていてもいいですよねえ。
二人とも心臓血管にステントの
入っている身ですしね。
高齢の人が来たら変ってあげよう
とおっちんしました。
外にはさらにみぞれが強く舞っています。
遠くに見える鈴鹿山脈も
白くなっていますねえ。
熱田神宮あたりはどうなんでしょうか。
まああかんかったら傘買うか
とか言ってましたが、
天気は徐々に回復、
というか町の部分は
ずっと晴れているようでしたね。
ゲリラみぞれだったようです。
大垣で電車を無事に乗換え
最初の下車駅である、
JRの金山駅を目指します。
Nさんが、降りるのはここの駅がいいだろう
と選択して張りました。
まあ長い間この辺の仕事を
していたので安心です。
電車は岐阜駅を通り過ぎます。
そうそう駅前には織田信長の
銅像というか金の像が立っていますね。
電車からもよく見えます。
「ああここがキムタクの
歩いた通りやなあ」
それから向こうの方の山の上には、
岐阜城もありますね。
以前ここへも18切符で来ましたねえ。
そんな景色を眺めつつ、
さすがにここの路線は座れませんね。
このあと、電車乗りながら、
前回行った清洲城とかを眺めたり、
トヨタの記念館を眺めたりもしながら、
電車は名古屋駅を通過してゆきます。
そうして何駅か過ぎたところが、
今回初めての降車駅である
「金山」駅です。
計画はいろいろありますが、
まずは何よりも先に
熱田神宮へ初詣に行きましょう。
続く
2023年のウロウロは
18切符から始まりました。
ジム友であるNさんが
昨年18切符を買い、
旅をしようと呼び掛けてくれていたのです。
5枚セットで1枚は広島に行かれ
1泊されてきたようで、
もう一枚は中国地方へ日帰りで
行かれたとのこと。
そんな経過の後で、あと二枚あるから
行こうと呼び掛けてくれていました。
じゃあ、城崎温泉でも行って
ゆっくりおっさんの日帰り湯治でも
するかと年末に計画していたのですが、
思わぬ大雪で中止になっていました。
じゃあ、また新年になってから
という事になっていたのですが、
18切符の使用期限を考えると、
新年のうろうろをしなければ
無駄になってしまうぞという
危機感がありました。
切符の持ち主ではない、
誘われているdoironの方にです。
じゃ頑張って城崎を目指そうとしていますと、
また大雪で中止になりそうな
気配もありますから、
ここはお正月らしく伊勢神宮か
熱田神宮初詣ツアーはどうだろう
と呼び掛けていました。
でもねえ、Nさんは
「え~城崎に行こうと思っていたのに」
と少し残念そうです。
「いやいや、この前の雪で中止にしよう
と言ってたじゃないですか。
また中止になったら18切符が
無駄になりますよ」と諭して、
結局、じゃ熱田神宮に行こう
ということになりました。
なんとまあ優しいdoironの配慮でしょう。
あいつのおかげで城崎行きそびれた
なんて思ってないでしょうねえ。
目的地は名古屋となりますから、
まあゲリラ雪騒ぎが障害と
なるかもしれませんが、
まあ大丈夫でしょう。
日本の大幹線電車が通るところですから、
少し降っただけで一日通行止め
なんてならないでしょうしね。
最悪は切符を買って新幹線で
帰ってくるという手段もありますからね。
じゃそうしましょうという事で、
新年になってから和泉府中の駅で朝、
6時過ぎに待ち合せをしました。
「あけましておめでとうございます。
今年もしっかり遊びましょう」
と挨拶を交わして乗車しました。
乗る電車は大阪駅まで
そのまま行ける直通電車です。
まあこの時間帯にもなると、
世間では働く人たちの姿も
とても多い感じです。
新年になっての初出勤という感じですかね。
のんきな服装をした我々の
違和感はやはりぬぐえません。
カバンに入れたビールを飲みながら・・
なんて感じではないですね。
さてこういう旅で、やはり一番
注意したいのがトイレです。
前回米原で電車を乗り過ごしたから、
そこはもう全力で要注意です。
できる機会があれば
もれなくしておく必要がありますね。
昨晩夢の中で電車でトイレが
したくてたまらない夢を
見て起きたという経験を、
吊皮もちながら話していました。
周りの乗客からしてみたら、
正月から縁起の悪い年寄りの
話を聞いたわなんて
思われてているかもしれないです。
それにまたNさんは、
少し耳が悪いこともあって
声が大きくてね。
電車にコロナ対策で黙車の中、
何もそんなに大きな声で
トイレの話をしなくてもって感じでした。
大阪駅について、乗換の余裕は5分。
ここで大慌てでトイレに行けば、
大事な用は足せるはずです。
地下道を走る我々。
膝の悪いNさんも頑張って走っています。
で、何とか間に合ってホームに行き、
約1分ほどの待ち合わせで、
米原行き新快速に
無事乗車しました。
この電車の乗車時間は87分です。
席はというと、この時間帯ですから、
通勤客も多く座れそうも
なかったですから、
吊皮をもって立ってゆきます。
最近ねえ、この吊皮が場所に寄っては
とても高いのです。
doironの身長では肩が凝って、
もう60肩いや70肩になりそうです。
新大阪で泊まりましたが、
うまい具合に席が空く様子もなく、
ようやく高槻に着いたくらいで、
通路を挟んで席が空いたので、
左右に座ることができました。
ああ、これで最悪米原まで
座っていけるなあ
と喜ぶ高齢者二人だったのでした。
続く
さあ、大正の沖縄料理店
「いちゃりば」で忘年会が始まりました。
最初に出てきたのは
しまらっきょうですね。
なあんかヘルシーだし、おいしいねえ。
春先に野山でとるノビルに
味も似てますねえ。
もちろんモズクのてんぷらも頼みましたよ。
ソーキの煮物やチャンプルーも
おいしかったです。
若い人には初めて食べる豆腐よう。
水分を絞り出す前の
島とうふの製品は独特の食感でしたね。
沖縄料理をワイワイと食べているだけで、
なんか気持ちも島へ
飛んで行ったような感覚になりますねえ。
このあたりのお店を回った時に
気になっていたのですが、
何件か行った店で聞いたら
やはり店員さんが沖縄出身の人が
経営している店が多かったなあ。
ここの店の人もいくつか
沖縄話を聞かせてくれました。
大満足でごちそうさまをすると、
いい感じで日が落ちています。
では次のイベントである
御堂筋のきらきらを見にいきましょう。
地下鉄の駅をウロウロ歩いて見つけ、
本町へと向かいます。
そうして地下鉄の階段を上がってゆくと、
「おお~きれいです」。
自分の絵の展示会で散々歩いた場所ですね。
こんなに一生懸命生きて、
こんなに人に恵まれて
ほんとにほんとに今年は
最高の年でしたと、
御堂筋を歩きながらしみじみ思いました。
そして道頓堀のところでは
グリコとも戯れましたね。
みんな元気にグリコしました。
一粒300m。
250キロのレースだったら
800個以上食べないと
いけないなあなんて言ってたのを
思い出します。
橋のたもとにあるこの交番では、
財布を見つけ出してくれましたね、
なんてのも思いだします。
ホンマに世間にありがとうの一言ですね。
さあではここから裏なんばに
向かいましょう。
おすすめの店はいくつかあったのですが、
さすがに年末の今頃はすごい賑わいです。
結局、なんば花月の横のカウンターだけの
お店に入って、再度乾杯。
ああこれで2022年の
忘年会も終わりですね。
自分はねえ、これまで何度も
死にかけたけど
いろんな人や機械や薬に助けられて
生き続けています。
もうそのことは決して忘れられないことです。
そして今年も残った命で毎日存分に生きて、
人生を楽しんでいます。
死んだおかげで生きてるって、
変な感じですが、まあ自分の人生の
今はそんな感じです。
しっかり生きてやるって思っています。
失敗してもいいし、笑われたっていい。
命あることを存分に
もっともっと楽しまなきゃって、
そんな風に考えた今年の
様々な忘年会も
ようやくこれで2022年度は
打ち止めです。
皆さんほんとにありがとうございました。
来年も、もっともっとがんばりましょう。
そしていよいよ明日から
新年2023年度の
ウロウロのブログなどが始まります。
読んでね~
忘年会もいろんな形のものに
参加させていただきました。
ブログにはしなかったけど
昔のラン友の家で、
カニ三昧の宴会もよかったですねえ。
でもねえこの人の母親が
かなり高齢になっており、
久しぶりにお会いしたのですが、
もうこちらのことを全然覚えて
おられないというのも驚きでした。
まあもうまわりの年代は
そんな感じの年頃になってきましたねえ。
doironで66歳ですから、
もう上下で10歳前後違う友達となると、
たいがいが親の介護か
もう亡くなられているかどちらかですね。
まあ家がそんな状態の友達が多いのですが、
2022年度最期の忘年会は、
年下の人と年上の人が
集まっての宴会となりました。
このメンバー達には今は
大変良く遊んでいただいています。
今年も一杯お酒を飲みましたね。
じゃあ、このメンバーで
今年最後の忘年会はどうしよう
という呼びかけがあったので、
いくつかパターンを提案したら、
最終に決まったのが、
大正の沖縄料理店と
御堂筋のきらきら見学と
裏なんばでの二次会というものでした。
なんか楽しそうでキラキラしていますねえ。
では楽しみに出かけてゆきましょう。
和泉府中の駅で待ち合せし、
電車で大正へと向かってゆきます。
昔はねえ、沖縄料理って
どんなんだろうて思っていた。
始めて行った沖縄は、
トライアスロンで宮古島に行ったときだ。
その時に空港から宿に向かう
サトウキビ畑の中にある食堂に
入ったことがあって、
そこで食べたチャンプルーとかは
初めての沖縄料理だったな。
もっとさあ、ハブのお酒とか
パイナップルの丸焼きとか
連想していたのになあ。
普通の庶民的な料理やなあ
と感心したのが、
若い時の思い出だ。
いまはもうかなり違いますよ。
知識も経験も増えています。
大正の沖縄料理へはジダンとも
何回か行きましたし、
何人かここに招待したりもしましたしね。
あのモズクのてんぷらや
ジーマーミ―豆腐、しまラッキョウは
おいしさはもう十分知っています。
もう今となっては、
デイゴの実やハイビスカスの
てんぷらでも食べれそうです。
そんなんあるか知らんけど・・。
この時に大正に入ったのは、
午後4時半くらいでしたね。
ジダンと行った「やまねこ」や、
石垣出身の人がやってる
以前行った店に入ろうとしたら
定休日と、開店前でした。
一緒に行った人がネットで見つけていた店は、
どうだろうか。見てみますと
「おっ、あいてますよ」
ああ、ここは沖縄産の食べ物の販売も
しているところで、
横に飲み屋があるところですね。
以前何回か販売店には
入ったことがあります。
海ブドウや沖縄産の食べ物を
買って帰ったこともあります。
その飲み屋の部分が
「いちゃりば」という名前ですね。
いちゃりばってどういう意味
っていうと「一度会えば」と
いう意味だそうです。
沖縄には「いちゃりばちょ―でー」
という言葉があります。
一度会ったらもう兄弟みたいに
使うそうです。
一度の出会いは偶然ではなく、
運命のように仲良くなれる
という意味ですね。
袖すりあうも多生の縁より
もっと強烈ですね。
まあ今回一緒に来たメンバーも、
充分いちゃりばちょ―で―ですね。
いろいろ並んでいる販売店を
ずらっと見回し、
ああここに来たらこんなのも
買えるんやとか言いつつ、
皆さん関心されていましたよ。
doironも少しだけお土産を買って、
さあでは隣に併設している
飲み屋さんの方に入ってゆきましょう。
まず最初は、やはりオリオンビールで
乾杯ですねえ。
沖縄にはこのビールがあって
よかったですねえ。
たまに家でも、飲んで
「いーやーさっさ」と
ちょっぴり旅気分を
味わったりしています。
続く
秋に開聞岳に登った連中と、
メンバーの家で忘年会を行いました。
別に忘れたくないんですよ。
百名山の一つに登った思い出や、
指宿や桜島の思い出は
一生忘れられないほど
楽しいものだったからね。
だから忘年会というよりは、
そんな日々を思いだして騒ごう
という宴会のような感じで参加したのです。
まずそこで食べるものは
皆の持ち寄りということになりました。
一人はおでんを、一人は手羽先など、
また一人はサラダを、
そしてまた一人は卵焼きなどを
持ち込んできていました。
なんか組み合わせばっちりですね。
ではdoironはどうしたでしょうか。
いろんな料理を考えたんですよ。
クリスマスだから七面鳥?
いやあそんな豪勢なものは用意できません。
だったら開聞岳にちなんだもの?
と言ってもないですよねえ。
ポテトサラダを山のように
積み上げるというのもなあと、
少し悩んでおりました。
で、その少し前にアップルパイを
作ってみたいなあと思い、
パイシートを買ってあったのを
思いだしたのです。
あれで何か作れないかなあと、
時おり考えたりしつつ、
最終的に思いついたのが、
パイシートをあのきれいな開聞岳の
山の形に積み上げて作る「キッシュ」でした。
キッシュというのは、
どこかの居酒屋で食べたのが
少し記憶に残っていたからです。
パイシートを焼いて何か料理を
作るのは初めてなんですが、
まあ下手な料理を出しても
笑ってくれる仲間ですから
挑戦してみようと思ったわけです。
キッシュの中身はほうれん草と
ベーコンとタマゴのチーズ料理にしました。
そうしてそろえたのがこれです。
夜に宴会という日の昼に、
doironは料理の鉄人となったわけですね。
まずはパイシートで開聞岳の
土台の形を作りましょう。
丸めて積み上げるのですが、
接着に卵黄を塗ってゆきます。
底のシートには空気抜き用の穴を
しっかりあけておきます。
一方で、中に作る料理も作ってゆきましょう。
ほうれんそうとベーコンを痛め、
そこにチーズとタマゴを
入れて作り上げます。
で、それをパイシートの上に乗せ、
オーブンで焼いてゆきます。
もちろん、余熱等には注意して
オーブンを用意しておきます。
少し焼いて固まったところで、
山の部分のシートを乗せ、
最後に本格的に焼いてゆきます。
じりじりと時間が経過していくのを、
オーブンを見ながら待っています。
どんなのができるかなあ。
あの九州南端の百名山の
見事な山の形に少しでも近づけるかなあ。
そして出来上がったのがこれです。
う~ん、山の形は開聞岳というよりは
でこぼこの岩の塊でしたね。
まあでも僕の料理の技術で
ここまで出来たら上出来でしょう。
優しい皆さんですから、
「これが開門岳」と言って出したら
ふむふむと喜んでくれるでしょう。
箱に入れて山崩れが起きないように
気を付けて運びましたよ。
で、宴会の席にならんで出てきたのは、
こんな豪華な料理群。
まあこれが開門岳という言葉で
doironの料理もそれなりに見えますね。
言葉で補充した料理。
まるで絵手紙のようですね。
いろんな話題にも花が咲き、
途中で「開聞岳入刀」と言って
分配してくれました。
あああよかったですねえ。
次は富士山かなあ、
槍ヶ岳かなあ。
どちらにしてもむつかしそうですが、
こうして遊んで宴会出来たら
いいですよねえ。
料理の鉄人、doironくんまた
次もがんばろーと思った
2022年の楽しい宴会でした。