どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち <後期展示>@千葉市美術館』なのだ

2012年05月21日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 前に違うサイトに載せていたものを再編集したものなのだ

美味しいインドカレーを食べたぼくらわ
 千葉市美術館に着いて 5月20日まで開催していた<蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち>後期展示を見たのだ

↓こちらわ 前に見た前期の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/9fc9a5dc9db0bb1684979a32ba8c3ab2




後期わ 約50点が ゆったりめに展示していたのだ その中でも ぼくが気になった作品を 数点ご紹介するのだ

1番良かったのわ やっぱり 重要文化財で 曾我蕭白が描いた<群仙図屏風>なのだ


仙人の色鮮やかさが目立つ群仙図で 1人1人がインパクトありまくりで ドキツイくらいで 面白いのだ この作品の所蔵わ 文化庁となっているけど トーハクに寄贈して 常設とかで見れるようにしてくれればいいと思うのだ


これも 重要文化財で 曾我蕭白が描いた <唐獅子図>も良かったのだ


ドーンと迫力のある唐獅子図が描かれているのだ 体つきや ポーズわ 勇ましく見えてカッコいいんだけど ちょっとおかしなお顔で ギャップがあるのだ


こちらも 重要文化財で 曽我蕭白が描いた<寒山拾得図>もいいのだ


インパクト大だったのだ 寒山拾得のお顔わ 怖くもあり ちょっとユニークでもありで 手足の爪などわ 伸びていて ちょっと妖怪みたいで 怖い感じもするのだ

見ていてちょっと思ったんだけど 左の寒山の服わ 墨を薄くしているんだけど 右の拾得の服わ 濃い墨で 描き分けたのわ なんでだろう?って思ったのだ


後期の展示の方が インパクトが凄くて 奇想天外って感じで面白かったのだ

前後期合わせて たくさんの曽我蕭白の描いた作品を見れて 凄く好きになったのだ 当分わ 曾我蕭白の展覧会わ ないかもしれないけど 開催したら 遠くても 見に行きたいと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


千葉市美術館 <蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち (後期展示)> 終了しました

http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2012/0410/0410.html

作品リスト
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2012/0410/0410_list.pdf





展示構成

第一章 蕭白前史

第二章 第一部 曾我蕭白 -蕭白出現-

第二章 第二部 曾我蕭白 -蕭白高揚-

第二部 第三部 曾我蕭白 -蕭白円熟-

第三章 京の画家たち


後期は、約50点が展示されていました。



気になった作品

11.高田敬輔 竹林七賢図屏風

前期で見た蕭白の<竹林七賢図>に比べると、普通の構図。どれだけ、蕭白の構図は、変わっているかが分かった。


21.望月玉蟾 墨竹図

墨の濃淡で奥行きを表現。手前は黒々と、奥に行くほど薄く仕上げている。


30.曾我蕭白 鷹図押絵貼屏風

展示していた左隻は、前期で見た右隻よりも躍動感があり。動いている一部分を切り取ったかの構図でした。欲を言えば、両方揃って見たかった。


39.曾我蕭白 鳥獣人物図押絵貼屏風

こちらも、片方(左隻)のみ。簡素化した鳥獣が描かれ、一扇(右から1番目)の鳥、四扇(右から4番目)の馬などは、変顔に描かれていて面白い。


40.曾我蕭白 唐獅子図屏風

二曲一双の屏風。獅子の子落とし描かれている。谷に落とした親の獅子の表情は優しげ。


44.曾我蕭白 寒山拾得図 <重要文化財>


「怪醜」とも称された蕭白の蕭白の真骨頂。と解説の一部ですが、に書いてありました。

大きな双幅。大きさから元は襖絵だったような気がする。仙人というより妖怪みたいで、左の絵巻を持つ寒山は白い衣服、右の箒を持つ拾得は黒い衣服、服に違いを持たせた意味が疑問に思いました。


52.曾我蕭白 美人図


上村松園の<焔>に影響を与えた作品だそうです。前も見ましたけど、怪しい魅力があります。


53.曾我蕭白 群仙図屏風 <重要文化財>



左隻のUP画像


右隻のUP画像


今回最も見たかった作品。強烈なインパクトの群仙図で、解説には『これぞ、蕭白ショックだ』と書かれていました。

仙人1人1人に個性があり、特に左隻の白い蝦蟇の皮膚ブツブツが凄かった。衣服とかも緻密で素晴らしく、どこ場面を切り取ったとしても作品になるような気がしました。


54.曾我蕭白 群童遊戯図屏風

以前にも見たことがある作品。銀箔の地が色褪せていい風合いとなっていた。子供たちは、可愛くないが人物以外の描写は、やっぱり上手いと思わせる。


59.曾我蕭白 松鷹図襖(旧永島家) <重要文化財>

鷹から身を隠すウサギやサルが隠れていて、解説を読んでいなかったら、たぶん見つけられない。(特にウサギが・・・。)


60.曾我蕭白 禽獣図襖(旧永島家) <重要文化財>

タヌキの堂々とだらけきった仕草が印象に残る。あと、鹿の毛並みも・・・。


63.曾我蕭白 唐獅子図 <重要文化財>


2008年の<対決-巨匠たちの日本美術>で見た。双幅で、大きな画面で迫力のある唐獅子図。筆跡が力強く、体は雄々しく見えるのだが、顔が・・・。ちょっとユニーク。


69.曾我蕭白 松に孔雀襖



93.伊藤若冲 寿老人・孔雀・菊図(※画像は、菊と孔雀のみ)
 

105.円山応挙 鉄拐蝦蟇仙人図




前後期合わせて、曽我蕭白の作品を約60点を見て思ったのですけど、<群仙図屏風>が、1番凄かったと思います。奇想天外で、いい意味でイッちゃってました。

三重県立美術館巡回しますので、お近くの方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか?



巡回情報

三重県立美術館 6月2日(土)~7月8日(日)



今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来ました。

ありがとうございます。